ソフトテニスとは
ソフトテニスをご存知でしょうか?
ソフトテニスとは軟式テニスの事で、硬式テニスほどメジャーではありません。
ソフトテニスは硬式テニスよりも比較的簡単で、高齢者の方々にも最適な運動ではないかと思われます。
そこで、ソフトテニスの練習方法や、ソフトテニスのラケット選び、ソフトテニスのルール解説をしたいと思います。
ソフトテニスとは何か?
ソフトテニスとは、ゴム製のボールをネット越しに、テニスラケットで打ち合う球技の事を言います。
硬式のテニスに対して、軟式庭球や軟式テニスと呼ばれ、親しまれています。
正式名称はソフトテニスですが、これは1992年のルール改定の時にソフトテニスと呼ばれるようになりました。
ソフトテニスは、
「硬式テニスに比べて、ラケットが軽い」
「ボールが軽く、打ち返す時の負担が少ない」
「硬式テニスに比べて、肘への負担が少ない」
と言う事で、小さな子から高齢者まで、ソフトテニス人口は幅広い年代で親しまれています。
ただ、大きな大会がありますがプロとしては存在していないのが現状です。
その為、硬式テニスに比べて、メジャーではありませんが、日本での競技人口は約700万人とも言われています。
メジャーではなくとも、かなりの愛好者がおり、今のソフトテニスを支えているのです。
ソフトテニスの基礎
ソフトテニスの練習方法には色々な方法があります。
又、その人のレベルによっても練習方法は全く違います。
それはそうですよね。
プロ級の選手や高校生でも、インターハイに出場するような人もいます。
始めたばかりの初心者とでは練習方法が違うのは納得できるところだと思います。
しかしながら、どのレベルにおいても基本的な体力作りと素振りは欠かす事は出来ません。
プロ野球のイチロー選手あたりになると、素振りやキャッチボールはしないのか?
そうではないって事は考えると理解できますね。
ソフトテニスの場合でも同じです。
ソフトテニスで最も大切な事は技術は勿論ですが、やはり体力です。
ソフトと付いてますが、かなり体力を使うスポーツなのです。
ですから、まずは基礎体力作りが大切です。
趣味で始められる方も含めて、クラブ活動などで初めてソフトテニスをする人は10メートルでのターンダッシュなどは有効です。
ソフトテニスの練習においてターンダッシュは基礎中の基礎と言えます。
又、反復横とびなどもイイ練習になります。
ソフトテニスは、長距離走などと違い瞬発力を必要とするスポーツなのです。
ですから、このような基礎練習が試合になると生きてきますし、たとえ上級者になっても欠かすことの出来ない練習だと言えます。
ソフトテニスのラケット選び
ソフトテニスを始める前の楽しみは何といってもラケット選びです。
なんだかワクワクします。
ラケットが高価だったりイイからといってソフトテニスが上手になるワケではありませんが、ラケット選びも大切な要素にはなります。
ソフトテニスのラケット選びで大切な事はデザインやメーカーで選ぶのではなく、必ず自分にあったラケットを専門スタッフに相談して選ぶことです。
ソフトテニスのラケットでトッププレイヤーが使っているからといって、誰でもそのラケットを使えば上手なるということは絶対にありません。
ジュニアや中高生が上級者のモデルを使っているケースがありますが、このような間違ったラケット選びは、ソフトテニスの上達の妨げになるだけでなく、肘や腕の故障にもつながりますので十分に注意しましょう。
初心者の間は、自分のプレースタイルが確立されていません。
ですので、自分に合うソフトテニスラケットがどれなのかがわかりません。
一番イイのは、ご自分のソフトテニスのコーチや、顧問の先生に聞いて選ぶ方がいいでしょう。
初心者の間は、高額なラケットは必要ないと思います。
最も分かりやすいソフトテニスのラケット選びの判断基準は価格です。
約1万~1万5000円前後(フレーム価格)の2本シャフトタイプのラケット。
これは柔らかいタイプが揃っているので、パワーやスイングスピードを要する1本シャフトより比較的楽に扱えます。
自分のレベルに合っていないラケットでは、ボールも飛ばないし、身体が故障してしまい楽しくないソフトテニスとなってしまします。
ソフトテニスの練習
ソフトテニス初心者の間はラケットになれることが重要です。
ラケットを使ってボールを拾ったり、ラケットを使ったドリブルなどがカンタンな練習方法です。
ラケットを使ったドリブルには、
「床とラケットの間を往復させる」
「床に落とさないようにラケットの上でバウンドさせる」
などを練習しましょう。
これらの方法で、ラケットに慣れる事は、確実にラケットとボールに慣れていきます。
また、確実に筋力もついていきますので、是非とも試してみてください。
ラケット面は地面と水平になるように構え,腰の高さくらいで打つようにします。
ボールを上げる高さは最初は低く、慣れてきたら徐々に高くしていきます。
ボールをつく回数や時間内での回数を他の人と競争してみると楽しく練習が出来ます。
反対に、ソフトテニスのラケットでボールを地面につきながらドリブルする方法もあります。
このような方法で、ラケットとボールに早く慣れて次の練習法へとステップアップしていく方がソフトテニス上達への近道だと言われています。
案外と空いた時間でも出来て、場所もそれほど取りません。
ソフトテニスのラケットの握り方についてお話しします。
ラケットの握り方、すなわちグリップについてはゲンコツ握りや人差し指握りは御法度です。
ソフトテニスでは、ゲンコツ握りは打球の強さの調節やコントロールが定まりません。
また、人差し指での握りは、つき指などの思わぬケガの原因にもなります。
ソフトテニスでは、一般的にウエスタングリップという握り方が最も適した握り方とされています。
実はこのウエスタングリップの握り方なのですが、これが意外に難しいのです。
まずは、ラケットを持ちますが、ラケットの面が地面に垂直になるように持ちます。
この時、握った親指の第一関節の部分が、ラケットの垂直面に合うように握ります。
残りの指を握る際に注意して下さい。
残りの指は、軽く握るようにして下さい。
グリップと掌の間は少しあけるようにします。
また、小指はグリップエンドにかかるように、長めに持ちましょう。
そして、ラケットを自然に構えたとき、ラケット面が、地面に対して20度くらいの角度をつけます。
始めは慣れないかもしれませんが、正しいグリップをマスターする事から始めましょう。
ソフトテニスのルール
ソフトテニスを趣味で楽しむ時にはさほど気にしませんが、公式の大会等には用具にも決まりがあります。
ソフトテニスの用具についての決まりについてお話しします。
知識として、頭に入れておきましょう。
日本ソフトテニス連盟主催の大会等に出場する場合、日本ソフトテニス連盟公認用具を使用しなければならないとされております。
公認用具の種類には、ラケット、ボール、ウエア、ストリングス、シューズです。
【ラケット】
長さ約70センチ前後。重さは200?320グラム程度。
ラケットには、ストリングが張られている事。
厳密には、フレームに使われる材質や重量、寸法・形状などに関する規定はありません。
しかし、ソフトテニスをプレーするお互いの差が出ないように、特質なラケットは認められていないようです。
また、打球面は平面でなければならないとされております。
【ボール】
空気の入ったゴム製のボールを使用します。
色は原則として白色又は黄色です。
ソフトテニスのボール直径は6.6センチメートル、重さは30グラム~31グラム。
1.5メートルの高さから落として、70~80センチメートルバウンドするものを使用しましょう。
ソフトテニスの基本的なルールについて、カンタンに解説します。
ソフトテニスのゲームは、通常7ゲームで行われます。
7ゲームの中で4ゲーム先取した方が勝利となります。
1ゲームは4ポイント先取で、両チームともに3ポイントとなった場合はデュースとなります。
その場合、どちらかのチームが2ポイント連取するまでゲームが続けられます。
ファイナルゲームは7ポイント先取で行われます。
この場合、両チームが6ポイントとなると、デュースとなります。
ゲームの勝敗は、複数のセットでマッチを行った場合、セットごとに過半数のゲームをとったチームがセットの勝者となります。
そしてそのセットをさらに過半数とったチームがマッチの勝者となります。
ゲームを過半数とってセットをとり、セットを過半数とるとマッチの勝者となるということです。
(ソフトテニス ルールブックより)
ソフトテニスに限ってではありませんが、何事もルールを守るからこそ楽しさが始めて分かるのです。
決まりがなく、何をやっても良いのでは楽しくありませんよね?
あなたも、是非ルールを守ってソフトテニスを楽しんで下さい。