バドミントンが上手くなるには?上達のコツを掴む練習メニューとは?

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バドミントンが上手くなる練習について

バドミントンの練習法を学ぶ前に
バドミントンとは何なのか?

バドミントンについて、色々とお話します。

バドミントンの歴史ですが、
9世紀中ごろイギリスで、
「バドミントンバドルドア」
という羽根突き遊びがあり、
それが現在のバドミントンの基礎となったと
いわれています。

ルールが確定され、
現在のような形になったのは
20世紀初めとの事です。

イメージ的にバドミントンは
ソフトなスポーツに思われがちですが、
スポーツのハードさを決める上での目安として
エネルギー代謝の測定では、
野球の投手やスキーを超え、
サッカー等と同等の数値を持っています。

しかしバドミントンは、
自分の体力に応じてプレイできるスポーツであり、
手軽に始められるなじみ易いスポーツであると言えます。

バドミントンを始める為に、
個人的に必要なものは
ラケット、シューズになります。

試合は男女のシングルス、ダブルス、
混合ダブルスからなり、
男子シングルス、男女ダブルス、
混合ダブルスは15点、
女子シングルスは11点を先取した方が勝ちです。

2006年5月のIBFの理事会で、ルールが変わり、
21点3ゲームのラリーポイント制の実施が
正式に決定されました。

テニスなどのように、
サービスで積極的に攻撃することはできません。

一方でレクリエーションとしては、
それほど体力を消費せずに楽しむことが可能で、
年齢、性別を問わず一般に広く行われています。

また生涯スポーツとしても人気が高いです。

競技のバドミントンは、
一般のイメージとは裏腹に
ハードなスポーツであるため、
アキレス腱断裂など怪我の発生率が
比較的高いスポーツでもあります。

バドミントンのプレイは
ご存知の方が多いでしょうが、
コート中央のネットを挟んで
ネットで2つに分けられたコートの両側にプレーヤーが立ち、
16枚の水鳥の羽でできたシャトルを
フロアーに落とさないように
ラケットを使って打ち合い、
得点を競うスポーツです。

バドミントンは、
インドネシアやマレーシアの国技で
日本も盛んな国のひとつです。

名前をバドミントンではなく、
バトミントンと言われることが多いですが、
正しくはバドミントンです。

シャトルという、半球状のコルクに
ガチョウなどの羽を接着剤などで、
固定した物を打つのが最大の特徴です。

全ての球技の中で
打球の初速が最も速いと言われ、
男子トップ選手が
全力で打ったスマッシュの初速は、
時速320km以上にもなります。

また、打球が相手コートに届くまでに
急激に失速するため、
初速と終速の差が激しいのも
他の球技にはない特徴です。

 

バドミントンの技

バドミントンの基本的な技や
テクニックをお伝えします。

バドミントンをおこなうにあたり、
基礎を学ぶことは大切です。

バドミントンの練習をしっかり行い
楽しいバドミントンを心がけましょう。

■クリアー

バドミントンにおけるクリアとは、
相手のコートの深いところに
シャトルを打上げる球種の事です。

クリアには、2種類あります。

1つは守りに徹したい時や、
体制を立て直したい時に、
滞空時間の長い打球を打つのがハイクリアーです。

高くシャトルを上げます。

逆に、相手が届かないギリギリの高さを狙って、
速く滞空時間の短いクリアを
ドリブンクリアーと呼びます。

バドミントンんでのクリアーは、
バックラインギリギリのところまで
飛ばすのがポイントです。

中途半端な位置へのクリアーは、
逆に相手に絶好のチャンスを与えてしまいます。

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■ドロップ

バドミントンでのドロップは、
なんとなくわかりますね。

ネット近くに落とす打球です。

落とし方も、スピードをつけて落としたり、
フェイント気味に力を抜いて、
ふわっと落としたり、
緩急をつけると、
より効果的な打球となります。

このドロップは、
フォームからドロップを打つと
見破られてしまうと効果が半減してしまうので、
クリアーやスマッシュを打つ体勢から
ドロップを打つとより効果的です。

何度も練習が必要です。

■スマッシュ

バドミントンの花形的なショットです。

オーバヘッドストロークから体重を加えて、
全身の力を込めて打ちこむ打球です。

又、強いスマッシュを持っていれば
相手を牽制させることもできますので、
ドロップなど他の打球も活きてきます。

速さ、角度に変化をつけることにより、
より効果的になります。

■プッシュ

ネット際に上がってきたシャトルを
打ちこむ打球です。

テニスでいうところのボレーに当たります。

決めの打球となる場合が多いですが、
返された場合に定位置まで戻るのが困難で
逆に相手に点数を与える場合が多いです。

打球の強よりも、
打つコースの方が
より大切なポイントとなります。

打つ瞬間まで相手にコースを読まれないように、
気をつけましょう。

■ヘアピン

ネット際に落ちてきたシャトルを、
逆にネット高さギリギリに返す打球です。

シャトルが浮き上がりやすいため難しい技ですが、
ネット際での戦いを制すには不可欠な打球です。

シャトルの重さが分かるくらい、
やさしく打つのが基本です。

他にも、スピンをかけて打ったり、
逆サイドを狙うなど、
バリエーションは多いです。

■ドライブ

ネットの高さギリギリに
直線的に打つ打球です。

ダブルスでは、
必須のショットと言えるでしょう。

ドライブにはドライブで返されることが多いので
試合の展開も速くなりますし、
見ている方も迫力を感じます。

ポイントは、
コースを狙って返しづらい場所に打つ事です。

シャトルが浮き上がってしまうと、
相手にスマッシュや、
プッシュを打たれてしまうので、
浮き上がらないように打つのも大切です。

 

バドミントン上達の練習方法

ドライブ

バドミントンのドライブは
重要なショットです。

バドミントンの練習というと
ドライブの練習ばかりをやりがちです。

ソレくらいバドミントンにおいてのドライブは
効果的な攻撃であり、
見た目もカッコイイのです。

■バドミントン ドライブの打ち方
シャトルの飛んでくる方向へ
いかに早く足を出すかで
良いドライブが打てるかどうか決まります。

シャトルから下半身が遠いと
踏み込んだ足に体重が乗らないので
「手打ち」になってしまいます。

しっかり踏み込んで体重を乗せ、
より体の前でヒットすることが大切です。

スイングはできるだけ小さくして
強い球を打ちましょう。

そのためにはインパクトが重要になってきます。

インパクトの瞬間に
全ての力を使うつもりで
シャトルを強くヒットします。

小さなスイングでもフォロースルーは必要です。

あまり大きくなりすぎないように
打ったあとはすぐにラケットを上げて
次に備えましょう。

■バドミントン ドライブの練習方法

初心者の方はノックがいいでしょう。

体の横で打つのではなく、
前で打つことを重視し、
ストレートとクロスに打ち分けるようにしましょう。

慣れてきたら、半面の1対1で
フォア・バックを交互に打ち合いましょう。

ひとりがストレートで
もうひとりがクロスに、
シャトルの飛ぶコースが上から見ると
8の字になるように打ち合います。

お互いにコース・スピードを意識しあえば
効果的な練習になります。

逆パターンも必ずやりましょう。

レシーブ

バドミントンのレシーブについての
打ち方と練習方法です。

■バドミントン レシーブの打ち方

シングルスとダブルスでは
レシーブの使い方が多少違ってきます。

シングルスでは
相手を動かすことが目的となり
ネット際への返球が多くなります。

また、ダブルスでは
コートの奥まで返したり、
ドライブでカウンターを狙ったりと
攻撃的な要素が強くなります。

打ち方はドライブに近いものがあり、
早く足を出してシャトルに近付き、
できるだけ体の前でレシーブするのが理想です。

■バドミントン レシーブの練習方法

最初は手投げノックで
タイミング・打点を覚えるといいでしょう。

慣れてきたらシャトルを投げてもらうテンポや
スピードを早くしてもらったり、
フォアとバックの打ち分けができるように
交互に投げてもらったりするとよいでしょう。

手投げノックでタイミングがつかめてきたら、
実際にスマッシュなどを打ってもらい
レシーブしましょう。

ネット前、コートの奥へ、
ドライブで、ストレート・クロスの打ち分けなど
1つずつできるようにしていきましょう。

プッシュ

バドミントンでの攻撃でプッシュは大切です。

ネット前で鋭角のある緩急ショットを使い、
バックバウンダリ-ラインや
ネットとの中間や相手のボディーを狙い、
対戦相手にプレッシャーを与えるショットです。

プッシュには、
ネット前で長めに飛んできたシャトルに対して
速いショットを打つストロークと、
相手が打ったヘアピンを叩くストロークがあります。

■バドミントン プッシュの打ち方

1、テークバックで長い軌道をとる時間的な余裕がないため、
テークバッグからインパクトまでの軌道をできる限り短くする。
2、構えは肘を少し前にだし、
少し曲げ、ラケットを立てて、グリップを軽く握る。
3、ストロークの開始は肘を曲げた反動で肘をのばし、
伸ばすと同時にグリップを握りこむ。
4、インパクトの後、早く元の構えに戻る。
5、インパクトの時は、しっかりと面をつくり、
振りすぎない。
6、出来る限り体(顔)の正面で打つようにする。

■バドミントン プッシュの練習方法

1、ヘアピンのプッシュ練習ノック形式で行います。
ネット前に立ち、
ネットを挟んで向こう側から手で
下からネット際に投げてもらいプッシュします。

立つ位置はネットに近すぎないことが大切です。

半面叉は全面で行います。

2、長めに飛んできたシャトルに対するプッシュ練習
ノック形式で行います。

ネット前に立ち、
速い球をネット際に打ってもらいプッシュします。

立つ位置はネットに近すぎないことが大切です。

半面叉は全面で行います。

慣れてきたら、一球、一球の間隔を短くし、
速くシャトルを出してもらいましょう。

3、2対1でのプッシュ練習
2の方が攻撃、1の方がレシーブで行います。

後衛がスマッシュもしくはカットを打ち、
レシーブがドライブかネットで返球し、
前衛がその羽をプッシュします。

スマッシュ

バドミントンのショットのうち、
最も攻撃的で華やかなのがスマッシュです。

その初速は男子の一流選手で、
なんと300キロを超えることもあります。

スマッシュは、
決め球として使うだけでなく
相手の動きをとめたり
体勢を崩したいときにも使います。

又、強烈なスマッシュが打てるようになると
その他の攻撃に変化を加えることで
更にバリエーションが豊富になります。

バドミントンにおいてスマッシュは
欠かすことの出来ない攻撃ですから
しっかり練習して身につけましょう。

■バドミントン スマッシュの打ち方

スマッシュは、クリアーと似ていますが
スピードを乗せるために
クリアーよりも速いスウィングをします。

打点が体よりも前にきているかを確認し、
体重移動を後ろから前にしっかりかけ、
ラケットの面が斜め下に向いていればスマッシュになります。

■バドミントン スマッシュの練習方法

ある程度形ができるまで
ストレートにノックを上げて
その球を打つ方法が最適です。

スピードを速くするには、
素振りをしっかりしておくことが必要です。

カット

バドミントンでのカットは非常に有効です。

スマッシュと同じ打点で打ち、
ラケットの面で
シャトルを切るような感覚で打つショットです。

ネットを超えてから急に減速して
ショートサービスライン辺りに落ちる位の
球足がベストです。

主に相手を揺さぶる時に使用します。

■バドミントン カットの打ち方

フォアーからのクロスカットの場合、
イースタングリップ(包丁持ち)でラケットを持ち、
打ちたい方向に面を向け、
まっすぐ振り切り体重を後ろから前に乗せます。

リバースカットの場合は、
ウエスタングリップ(フライパン持ち)でラケットを持ち
イースタン同様体重を後ろから前にのせると打ちやすいです。

■バドミントン カットの練習方法

スマッシュと同様に、
ある程度形ができるまでストレートにノックを上げて、
その球を打つ方法が最適です。

素振りをしっかりしておくことも必要です。

ヘアピン

バドミントンは
ネットをはさんで戦うスポーツです。

バドミントンは、
ネット際の攻防が大きな鍵を握ります。

つなぎにもなるし、
攻撃のきっかけにもなるからです。

打点の高低、打球の速さ、ネットとの距離、
自分の体勢などを
一瞬で判断して打たなければなりません。

シャトルを弾ませずスピードを殺すのだから、
ちょっとでも判断を間違えると
ネットにかけたり
高く浮いて相手のチャンスボールになってしまいます。

非常にデリケートなショットです。

練習しだいでスピンをかける
高度なテクニックもあります。

いいヘアピンに対しては、
ロブかヘアピンでかえすしかないのだから
ラリーが有利に展開します。

つまりヘアピンでネットを制すれば
ゲームの主導権を握ることが出来るのです。

■バドミントン ヘアピンの打ち方

フォア・ストレート
フォアハンドからのストレートヘアピンです。
柔らかいタッチでシャトルを包み込むように打ちます。

フォア・クロス
フォアハンドからクロスのヘアピンです。
インパクトの瞬間に面をクロスに向けて打ちます。

バック・ストレート
バックハンドからのストレートヘアピンです。
肘を支点にした打ち方になります。

バック・クロス
バックハンドからのクロスヘアピンです。
インパクトの瞬間に面をクロスに向けて打ちます。
ストレートと違いシャトルとの距離が近いため、
手首が支点となります。

■バドミントン ヘアピンの練習方法

手なげノック、
あるいは二人でネットをはさんで
打ち合いをします。
はじめは多少シャトルが浮いても
球が伸びても気にせずに練習しましょう。

少しずつ自分の感覚をつかんでいきましょう。
感覚をつかめばフットワークにも気を配ります。

実戦では、
あらゆる体勢から打つ必要があるので
1球1球足を動かす事を意識しましょう。

打点の高低やシャトルのスピード、
自分の体勢などで
微妙にラケットさばきが変わってきます。

高い打点でとることが出来れば弾ませるだけで
ネットすれすれの球が返せます。
又、球足が伸びてしまう危険度も低くなる。

ただ、いつも高い打点で打てるとは限りません。
反応が遅ければネットの真ん中、
床ぎりぎりの打点からも打ち分けなければいけません。
その場合は、
ネットの高さも把握しておかなければいけません。

ロビング

バドミントンでのロビングについてお話します。

バドミントンでのロビングは、
腕全体を振らず、
手首の回内、回外を使い
前腕と手首の動きでシャープに打ちます。

■バドミントン ロビングの打ち方

バドミントンでのロビングは、
腕全体を振らず、
手首の回内、回外を使い
前腕と手首の動きでシャープに打ちます。

テイクバックは肩をあまり入れずに、
リストスタンドとひじの曲げで形を作り、
力ではなく前腕の外旋と
手首の回外(前腕の内旋と手首の回内)のタイミングで
シャトルを打ちます。

■バドミントン ロビング練習方法

1、手投げノックが有効です。
ネット前にシャトルを投げてもらい、
一歩踏み出して打ちます。
そのときアタックロブと
ハイロブを使い分けて打つのが良いです。

2、基礎打ちのときからロブを使う場面は多いです。
ロブが低すぎたり浅くなったときは、
相手のチャンスボールになってしまいます。
常に奥まで返球することを意識しながら練習しましょう。

クリアー

バドミントンにおけるクリアーは、
「ハイクリアー」と「ドリブンクリアー」
に大別されます。

ハイクリアーは、
相手に攻撃され守りに回った時に
バックバウンダリ-ライン付近まで高く、
遠くに打つショットです。

ドリブンクリアーは、
スピードが速く、
まっすぐの軌道を描いて飛びます。

相手の腕とラケットを伸ばしても
ギリギリ届かない位の高さで通り抜け、
相手の体勢を崩す「攻撃的」なショットです。

■バドミントン クリアーの打ち方

ハイクリアーは、
シャトルが頭の上にきた地点で
インパクトするのではなく、
腕を真すぐに伸ばし
地面に対して垂直にした所から
やや前方でラケットの面が
やや上方を向いた時点でインパクトをしましょう。

インパクトの直前までグリップエンドが先行し、
インパクト以降はラケットヘッドが先行する
ストローク感覚を体得しましょう。

クリアーを打つ時に
シャトルを打とうとするのではなく
正しいストロークをすることに集中しましょう。

ドリブンクリアーは、
インパクトの直前まで
ハイクリアーと同じようなフォームで打つことです。

ハイクリアーとの違いは、
インパクトの瞬間に
面が上方に向いているのではなく、
ほぼ垂直にすることです。

インパクト地点は、
真上かやや前方。

体重を前方にかけ、
シャトルを押し出すイメージで打ちます。

■バドミントン クリアー練習方法

まず大切なのは、
正しいフォームを身に付けましょう。

そのために素振りの時に、
誰か自分の後ろに立ってもらい
軽くラケットヘッドを押さえてもらって
自然とグリップエンドから振れるような
練習をしましょう。

もっと効果的な素振りとして、
タオルなどの目標物を上から垂らして
素振りを行うとより実践的な素振りになります。

正しいフォームをマスターしたら、
シャトルを打ってみましょう。

自分の立ってる位置にノックしてもらい、
最初はラケット面をフラットにして
インパクトするようにし、
ちゃんと当たるようになってきたら
手首の回内を鋭く早めて打つようにします。

ドロップ

バドミントンでのドロップは、
ネットすれすれの緩やかな球で
相手フロントコートに落とすショットです。

バドミントンの試合における
決め球とまでは言えませんが、
クリアーなどと組み合わせることで
相手を前後に大きく揺さぶることが出来ます。

■バドミントン ドロップの打ち方

バック・スイングまでは、
いかにもクリヤーのフォームで、
インパクトにかけては力を抜き、
ネットに対して斜に角度をつけたラケット面で
シャトルを打ちます。

この角度が小さければ、
カット・スマッシュ、
大きければドロップになります。

■バドミントン ドロップの練習方法

最初は、ノックを上げてもらい、
クリアーと同じようなフォームで
ドロップを打つように繰り返し練習しましょう。

フォームを覚えたら
1対1でネットギリギリにゆるい球で
相手フロントコートに落とせるように練習しましょう。

コノ中で、
クリアーと同じフォームで打つことが
最重要になります。

なので、一人で練習する場合も
ソレを意識して素振りを繰り返しましょう。

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