精米機を使うその理由
精米機を使って玄米を精米されている方は、果たしてどのくらいいらっしゃるのでしょうか。
多くの方が既に精米されているお米を購入されているのではないかと思います。
新米が美味しいことは誰でも知っている情報ですが、精米したてのご飯が美味しいことは都会に住むほど意外と知られていない事実です。
農村地域に住んでおられる方にとってはごくごく当たり前の精米なのですが、都会だと非常に厄介だったりもします。
今ではコイン精米機が全国の至るところにありますが、設置数の多さにしてもやはり農村地域に多いようです。
玄米も保存方法によって味が変わってきますので、15℃くらいの低温保存をするようですが、保存の方法によってご飯の味も全く変わってきます。
出来れば自宅で玄米を精米して、その場で精米したてのご飯が毎日食べられると嬉しいですね。
精米機を使えば、もちろん簡単に実現できるのです。
では、玄米を精米する理由とは何でしょうか。
精米にももちろん理由があります。
精米してお米が傷んだり、ご飯がまずくなってしまうのであれば誰も精米なんてしないでしょう。
精米の理由は、調理しやすく、またご飯を食べやすく、且つ美味しくするためです。
玄米には栄養が多いので、玄米を好んで食べる方もいらっしゃいますが、どうしても調理がしにくい事と食べにくい事があげられます。
味にしても白米と比べてもおいしいとは言えません。
玄米より五分、五分より七分、七分より白米の方がご飯はおいしくなります。
しかも白米をもっと削ると、もっとおいしくなります。
しかし削りすぎればお米自体が小さくなってしまい、簡単に欠けてしまうお米になってしまいます。
そうなるともちろん味も落ちますので意味がありませんね。
精米とは、おいしいご飯が食べられる限界を求める行為だったのです。
精米機
山善の精米機
山善の家庭用精米機が非常に人気が高いようです。
人気の秘密は静音設計がウリのようですね。
自宅で精米する場合、結構近所への音漏れが気になる方も多いようですので、静音設計の精米機が人気の理由がよく分かります。
これには圧力式という方法で精米を行っているので音が静かなんですね。
他にかくはん式がありますが、このタイプは静音タイプでも思った以上に音がするものが多いので注意が必要ですね。
しかもおいしく精米が出来るのは当然の事ですが、何よりもお手入れが楽チンなんです。
また精米には必ず出てくるぬかですが、ぬかは別々のボックスに排出されるので、米ぬかを他の用途に利用される方には非常に便利なのではないでしょうか。
人気のタイプにYNS-240があり、この人気のタイプに抗菌仕様が施された新しいタイプの商品もありますので、特に衛生には気をつけたい精米機には嬉しい仕様なのではないでしょうか。
家庭用精米機
家庭用に販売されている精米機の精米方式には、圧力式やかくはん式、圧力循環式などの種類があります。
<圧力式>
メリット:精米中のお米が欠けにくく、比較的短時間で精米が出来ます。
デメリット:温度の上昇率が非常に高いので、精米後のお米が劣化しやすい欠点があります。
温度上昇によるお米の劣化は、お米の味が落ちますが、時簡に余裕がある方は精米機のパワーを下げて2回精米すれば、ある程度の劣化を防ぐ事が可能です。
<かくはん式>
メリット:温度の上昇率が少ないので、お米が劣化しにくいです。
またこのかくはん式の精米機は商品が安価なのが魅力です。
デメリット:静音タイプが無い、あるいは静音タイプでも機械の動作音が大きい。
お米の欠けが出やすい。
お米の欠けは、精米時には気になりませんが、お米を炊いた時にちょっとべちゃっとした感じに炊き上がります。
<圧力循環式>
メリット:普通のお米屋さんで行っている精米方式と同じです。
お米の欠けが出にくく、温度の上昇率も少ないのが魅力です。
デメリット:精米機が高価な商品になります。
一般的には、家庭用精米機として普及している商品は、安価なかくはん式が多いようですが、音が大きいのが欠点でもあります。
また、現在の精米機には無洗米コースを内臓しているタイプも普及しており、家庭で精米するにはとても経済的で魅力があります。
他にも胚芽米機能や、白米磨き機能といった栄養価や鮮度にこだわった商品もありますので、購入時には迷ってしまうかもしれませんね。
精米機ランキングと口コミ
家庭用精米機の売れ筋商品ランキングと満足商品ランキングを調べてみました。
調べてみて気づいた事は、売れ筋商品ランキングと満足商品ランキングは全く違った事です。
売れ筋商品は、ほぼ価格順に並んでおり、売れ筋商品は最安値ランキングと言ってよいのかもしれません。
反対に満足度ランキングは、上位の商品ほど比較的高価にはなりますが、それぞれの商品に特化した魅力があり、性能が重視された使いやすさランキングとも言えるのかもしれません。
それにしても以外にも人気と言われている山善の精米機はランキングには入っていないのでびっくりしました。
では、家庭用精米機の口コミ情報はどうでしょう?
また口コミ情報だけでなく、色々なメーカーの商品のポイントも調べて見ましたので、ぜひ購入時の参考にしてください。
<タイガー>
・商品情報
精米機業界で、初めて無洗米コースを搭載したメーカです。
・口コミ情報
無洗米は炊飯ジャーの内なべに入れて炊くだけの手間要らずなので、非常に便利。
タイガーはジャーで有名ですので、精米機と合わせた戦略があるようですね。
<ツインバード>
・商品情報
普通のかくはん式とは違う「かくはん対流方式」を採用した精米機がポイントです。
はねの回転によりかくはんして精米しますが、かくはんの際に生じる風でお米を冷やして温度の上昇率を抑えています。
・口コミ情報
かくはん対流方式は、普通のかくはん式に比べるとお米の温度が上昇しないので、鮮度が保たれているのでご米がおいしくいただけます。
<タイワ精機>
・商品情報
家庭用精米機で1分づきが出来るのは、このタイワ精機のみだと言われています。
・口コミ情報
あの音楽プロデューサーのつんく♂さんが愛用しているのか、TV等で絶賛した事で一躍有名な商品になりました。
<山本電気>
・商品情報
安価でかつ性能の良い精米機として有名です。
・口コミ情報
料理家で有名な道場六三郎さんと一緒にプロデュースした商品で話題となり、主婦層の間でも一気に話題が広まり、現在では安価な家庭用精米機が人気です。
<山善>
・商品情報
静音設計でお手入れ簡単な精米機がウリの商品が勢ぞろいです。
・口コミ情報
自然暮らしの達人で主婦の方にも有名な清水国明さんがお勧めした事で有名な商品になりました。
<サタケ>
・商品情報
玄米から胚芽米や分づき米といった、栄養分が豊富な健康志向にこだわった商品です。
・口コミ情報
カタログハウスの「通販生活」でも取り上げられ、主婦の間では人気の商品です。
精米機の情報
精米機と無洗米
今では家庭用精米機で無洗米が出来るようになりました。
今まで普通にやってきた研ぎ洗いをする必要がなく、水を加えて炊くだけですぐに食べられるように加工されたお米の事です。
一般的に売られている無洗米は、ぬかをあらかじめ取り去ってあるために、このぬかを洗い落とすための研ぎ洗い作業の必要がないといった利点があります。
実はこの無洗米の人気は、首都圏の生協から広まったと言われているようで、無洗米の人気は今でも上昇しています。
これらの普及の背景には、お米のとぎ汁に含まれているリンや窒素が水質汚染の原因になっていると言われた事から始まったそうですが、実際のところではとぎ汁が水質汚染の原因となるほどの排出量は確認されていないようです。
しかし無洗米はお米を研がなくてよい為、節水の効果と炊飯の手間が省けるために、人気が急上昇しているとの事です。
ひと昔前は、無洗米の安全性が問題視されていましたが、現在の技術では安全性も高く、家庭用精米機の無洗米コースでも、全くお米を研がずに安全にお米を食べる事が出来るようになりました。
無洗米を購入する事も出来ますが、おいしく鮮度の高いお米を食べたい方は、家庭用精米機で無洗米を自宅で精米しているようです。
精米機とぬか
精米機を使って精米すると必ずぬかが出てきます。
家庭用精米機の外観は炊飯器と似たようなもので、電源を入れてスイッチを押すと数分で精米が完了します。
またぬかは別に取り分けられるタイプの精米機が多く、出てきたぬかを利用出来るのが魅力です。
出てきたぬかの使い方ですが、捨てるのではなく、上手に活用すれば、家庭用精米機の利用価値も上がってきますのでお勧めです。
ぬかを入れた全粒粉パンケーキ、パウンドケーキ、スコーン等のお菓子などに、またぬか漬けを作ったり、家庭菜園の肥料にしたりといった事が出来ます。
またここ最近では女性の美容意識が高まった事により、お肌のお手入れにぬかを使用する女性が増えてきています。
ぬかにはビタミンB群やリノール酸といった肌の健康に有効な成分が豊富に含まれており、老化防止やアンチエイジングに人気があります。
精米機と生活
精米機を使わずに手動で精米
精米機がまだ無かった頃は、手動で精米をしていたそうです。
私もTVで見かけた記憶がありインターネットでも調べてみましたが、昔はお米を一升瓶にいれて太めの棒を入れて手作業で精米を行っていたようですね。
今では精米は機械を使って簡単に出来てしまいますし精米後の白米を購入されている方が多いので、このような時代の背景を知らない方が殆どではないでしょうか。
家庭でも精米機で精米したてのお米はとてもおいしいと感じますが、昔のように時間をかけて、自分の手作業で精米するお米はとてもおいしかったのではないでしょうか。
便利になった世の中では、忘れられていく昔の記憶ですが、お米はこれからも食べられていくであろう食材ですので、自分で精米する事も必要なのかもしれませんね。
家庭用精米機の注意
家庭用精米機は、自宅で精米が出来る事が最大のメリットですね。
そしてそのメリットで生まれてくる魅力が、精米したてのお米が食べられる事、そしてお米がおいしい事でしょう。
また精米時に出てくるぬかも利用が出来るので非常に利用する価値のある商品だと思っています。
しかしそんなに普及もしていないといった事もあります。
理由は色々とあるのでしょうが、良く聞くことは「虫がつく」といった声を耳にします。
精米機に残ったぬかやお米のカスに虫がつくというのです。
お米には虫がつくのは実は当然の事で、お米を保存するさいには虫除けと一緒に保存している方が多いのではないでしょうか。
家庭用精米機の虫除けは、毎回の使用後に清潔にする事で対処が出来ますし、いまでは抗菌仕様の商品もありますので衛生的にも大丈夫だと思ってます。
精米後には小さなお米のカスやぬかが出てきますので、使用後に手入れを行うように十分注意しましょう。
コイン精米機は良くない?
コイン精米機をたまに街中でも見かけます。
わざわざ家庭用精米機なんて買わなくてもいいじゃないか?と思われる方も多いのかもしれません。
しかし実際には都会の街中ほどコイン精米機は無く、農村地帯に行くほど頻繁に見かけるようになります。
玄米を買って自分で精米しようとする人は、お米にこだわっている方が多いはずです。
私も美味しくお米をいただこうと思い、他の製品と比較して2倍ほど高い家庭用精米機を購入しましたが、正直な感想を言えば2倍の価値はあると思いました。
実はコイン精米機も自宅の近くにあるのですが、一度そのコイン精米所でネズミを見かけてからは利用を控えています。
衛生面から言えば、ネズミや鳩などが心配ですが、自分の家で精米するのですから安心です。
家庭用は一度に食べるだけの精米も可能ですので、鮮度が全く違いますので、多少の出費も今では嬉しさに変わってます。