岐阜のグランドキャニオン
岐阜県川辺町に
「岐阜のグランドキャニオン」
と呼ばれている場所があります。
「岐阜のグランドキャニオン」は
登山者向けのサイトで名づけられた通称で、
その山の正式名は「遠見山」です。
岐阜のグランドキャニオンと呼ばれるようになったのは、
登山者の多くが利用しているスマートフォン用アプリ
「 ヤマップ( YAMAP)」のヤマップマガジンで
遠見山の見晴らし岩から眺めることのできる絶景に
「岐阜のグランドキャニオン」
というキャッチコピーを付けたところ
登山愛好家の口コミで情報が拡散したとの事です。
その結果、遠見山への登山者増加は
前年比7.5倍となったそうです。
今では多くの登山者が
この遠見山へ登山に来ているとの事です。
遠見山の登山
そもそも、岐阜県川辺町ってどんな町なのか?
人口は1万人弱の小さな町です。
町内には飛騨川が流れており、
昔は飛騨から木材を運ぶのに重要な役割をしていた町です。
今は川辺ダムが出来て、
ダム湖には漕艇場があることから
ボートの町としても知られています。
その岐阜県川辺町にある遠見山には
かつて下麻生城(しもあそうじょう)という
山城があったとされています。
この下麻生城は、三つの山からなり、
本丸・二の丸・旗振場などが
構築されていたと推測されています。
この下麻生城は現在では
下麻生城址として山頂付近に残っていますが、
形としては殆ど残ってはいません。
遠見山の登山口から少し進むと
「前島拱渠(きょうきょ)」と書かれた
小さなトンネルが現れます。
正直、ちょっと怖いですね。
登山道は少し狭いですが、木製の階段があり
思ったよりも登りやすいようです。
勾配がキツイ箇所にはロープが張られています。
途中、ところどころに登山者を応援する看板が作られており
思わずほっこりできるようです。
文字も横書きで堅苦しい字体じゃないところも
好感が持てます。
山頂までは登山口から約20分くらいで行けるようです。
本格的な登山家には物足りないのかもしれませんが
愛好家や初心者にはちょうどいい感じではないかと思います。
山頂から見る景色は絶景だと言われています。
絶景スポットは「見晴らし岩」です。
見晴らし岩はその名の通り、
岩場が露出した展望スペースです。
写真撮影の時はこの岩を前景に写真を撮るのがおすすめです。
地域の方の努力による「まちづくり」
この登山道は、住民の方がボランティアで
2年かけて整備したとの事です。
今、多くの町が過疎化して
大企業が町から撤退して衰退の一途を辿っています。
大きな変化を望まない住民も
たくさんいらっしゃると思いますが
市町村として存続していくには
住民の努力も必要です。
又、市長や町長や議員さんたちは、選挙の時だけ
「住みやすい街を〜」とか
「企業誘致を〜」とか
「住民の為に頑張ります」とか言っています。
そして、当選したら人が変わったように
横柄になっていく方が多いです。
私の従兄も市会議員をしていますが、
「口ばっかり」
のつまらない男です。
何もない市や町、村ってたくさんありますが、
今あるものをどう見せるのか
どう発信すればいいのかを考える事で
自然と人が集まる場所になるのではないかと思います。