宗像サニックスが廃部を検討
サニックスと言えば
我が家もお世話になっています。
白アリや害虫駆除をメインに
今ではリフォームや太陽光発電や
サニックス電気といった電気の小売りまで、
住宅に関する事業を幅広く展開している企業です。
又、ラグビーに関しても
福岡県は高校ラグビーで有名な東福岡高校をはじめ
多くの強豪校がありますし、
宗像市には宗像サニックスブルースのホームでもある
「グローバルアリーナ」があります。
この「グローバルアリーナ」はラグビーだけではなく、
テニスコートや体育館から武道館まで
多目的スポーツ総合施設となっています。
又、スポーツだけではなく、
泊まったり食べたりできる施設や
セミナールームや会議室といった設備もあるので
宿泊付きの研修にも利用できますし、
レッスン会場や体験学習や図書館までありますので
学生のレクリエーションや集合研修にも使えます。
宗像サニックスブルースの廃部の経緯
ラグビー新リーグ「リーグワン」3部に所属する
宗像サニックスブルースが
今季限りの廃部を検討しているとの話が出て、
福岡のラグビーファンは衝撃を受けた事だと思います。
昨年4月には当時のトップチャレンジリーグだった
コカ・コーラが活動休止を発表して廃部となりました。
その廃部となったコカ・コーラからの移籍選手を迎えるなど
新体制で動きだしていた矢先のニュースです。
廃部の要因としては
経営母体であるサニックスの業績悪化です。
既に選手達にも伝えられているそうで、
サニックス経営企画部も
「正式には何も決まっていないが、検討しているのは事実」
としているとの事です。
ラグビーもプロ化をしたところですが、
ラグビーのプロ化は世界的にも上手くいっていません。
野球のように多くの試合数は組めませんし、
バスケットボールのように選手数を少なくする事も出来ません。
サッカーのJリーグと違って
ファン自体もコアファンに限らています。
確かにワールドカップで一時的に人気が出ましたが、
それも限定的でした。
同時にコロナの影響で集客も上手くいかずとなると
経営する側としては採算が合わなくなりますよね。
それから私が選手の立場ならば、
以前のような社員選手の方が安定していると考えてしまいます。
トヨタ自動車、サントリー、神戸製鋼、三洋電機。
仮に選手として引退しても、
有名な企業に残って仕事が出来るのですからね。
テレビで人気となったTBSテレビの
日曜劇場『ノーサイド・ゲーム』のようには
上手くいかないものです。
宗像サニックスブルースの今後は?
宗像サニックスブルースは、1994年に発足しました。
かつては日本代表のジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチや
日本協会の藤井雄一郎代表強化担当ディレクターらも在籍しましたが、
今年1月に開幕した新リーグへの移行に伴って
強化費を削減した影響で主力選手が大量に退団しています。
現在、宗像サニックスブルースは3部に所属しています。
3部は年間10試合+数試合です。
このうちホームは5試合。
これではプロ化しても採算は取れませんよね。
ファンも年間でホームが5試合だと
サポートするにも限界があります。
ただ、NPO法人福岡ラグビーコミュニティが中心となって
チームの存続を求めた署名活動も行われているようです。
2019年のワールドカップ日本大会は
大成功したといえるでしょう。
そして、新たなプロリーグを立ち上げたのですが、
宗像サニックスブルースも含めた日本ラグビー界にとっては
大きな課題が突きつけられている感じだと思います。