今回の記事では
頭のしらみの原因と症状について
ご紹介したいと思います。
頭のしらみって聞いただけでも
いい気持ちはしないですよね。
毎日お風呂で髪を洗っているとは思いますが
それでも頭のしらみは発生するらしいです。
普段から清潔に保っているはずなのに
どうして頭のシラミが発生するのか?
頭のしらみの原因と症状や
見つけ方から駆除の方法や予防策に至るまで
調べてみましたので
最後まで読んでいってください。
頭のしらみの原因
頭しらみになる原因は
どのようなものでしょう。
頭しらみの感染経路としては、
主に頭髪と頭髪の接触によります。
12才以下の子供が宿主になることが多く、
幼稚園、保育所、小学校や
公共の「プール」で
感染するケースが増えています。
また、帽子、ヘアーブラシ、櫛、
シーツ、枕、ロッカー等の共用など
頭髪に触れるものを
共有した場合も感染します。
頭しらみは、感染力が強く、
帽子などに付いてしまい、
宿主を離れたとしても2~3日程度の間は、
血を吸わなくても生きていることができるため、
他の人間がその帽子をかぶり
頭部に触れることによって、
二次感染することもあります。
とにかく、幼稚園、保育所、小学校、
プールなどで頭しらみに感染した人から、
頭髪にふれるもので
直接、間接的に広がっていくのが
原因になるのですね。
頭しらみは「しらみ」という言葉から
不潔にしていると発生するのでは
というイメージをもたれる方も
いらっしゃると思います。
私もそんなイメージがありました。
しかし、頭しらみは不衛生というより、
実際には他の人から移されてしまった
という場合のほうが多いようです。
たとえ頭髪を清潔にしていたとしても
頭しらみには寄生されてしまうのです。
しらみについて
しらみの正体
頭しらみの成虫の体長は
2~4ミリです。
薄い茶色の色をしています。
毛じらみ(毛しらみ)の成虫が
1~2mm位なので、
頭しらみは毛じらみの
およそ倍の大きさになりますね。
頭しらみの卵は灰色の楕円形で
0.5×0.3ミリくらいです。
この卵が毛髪にこびりついているのですね。
ちなみに、頭しらみが
衣服や陰毛に寄生することはありません。
また、頭しらみの卵、幼虫、成虫ともに
55℃以上の熱水5分で死滅します。
頭しらみの写真で確認したあとは、
頭しらみの駆除の方法や予防の仕方も
書いていきたいと思います。
しらみ情報
頭しらみやシラミ駆除について
お話したいと思います。
しらみとは
人間の頭髪や衣服に寄生し、
血を吸って生きる寄生虫です。
そして、しらみに血を吸われると、
蚊に刺されたのと同じように
強いかゆみが起きます。
しらみには
頭髪に寄生するアタマジラミ(頭虱)、
肌着や衣服に潜んでいるコロモジラミ(衣虱)、
陰毛部に寄生するケジラミ(毛虱)
の3種類があります。
それでは頭しらみについてですが、
頭しらみは人間の頭皮に寄生します。
頭しらみの症状は、
頭部とくに後頭部・側頭部に
強いかゆみ・湿疹がおこります。
そして、頭しらみの卵により
頭髪に白い点々が付着します。
一見ふけのように見えますが、
フケとの違っては軽く指ですいてもなかなかとれず、
やや立体感と光沢があります。
この頭しらみの卵は
約1週間で孵化し、
幼虫→成虫となるまで
1~3週間で成長すると言われており、
幼虫は蛹にはならずに
約3週間で3回脱皮して成虫となります。
寿命は30日~45日程度です。
ただし人の頭皮から吸血しないと
2~3日で死んでしまいます。
放置しておくと
頭皮に赤みやカサなどの
湿疹の症状が加わってきてしまいます。
頭しらみは感染力が強く、
集団発生する場合が多いです。
発生は
幼稚園から小学生ほどの小さなお子さん、
特に女の子に多いのが特徴です。
頭しらみとフケ
頭しらみとフケは間違いやすいです。
頭しらみとフケについてお話します。
頭しらみの成虫は黒っぽく
大きさは1mm~4mmで、
見つけることは難しいです。
けれども頭じらみの卵は
すぐにみつけることができます。
頭しらみの卵が見つかったら
成虫もいるものと思って
間違いないようです。
頭シラミの卵は、
直径が0.5mmぐらいの黄色味を帯びた
茶色の丸っこいもので、
髪の毛にしっかりとくっついています。
抜け殻は白くてフケに似ています。
★卵とフケの見分け方★
たまに卵とフケの違いが
よくわからないという人もいらっしゃいますので、
特徴を書いてみました。
「卵の特徴」
形が丸っこくて直径が0.5mmくらい 。
毛を取り巻くようについている 。
手で触ってもすぐに取れない。
毛の根元から2~3cm
毛先によったところにうみつけられている 。
「フケの特徴」
形はいろいろで、厚みがない感じ。
卵より小さい。
毛の上に乗っている感じ。
手で触れば、すぐに取れる。
比較的地肌の近くに見られる。
卵のつきやすいところは
髪の中のほうで、
両耳の上の辺りから後頭部にかけて
つきやすいです。
しらみの感染しやすい場所
しらみの感染しやすい場所というものが
実はあるので覚えておきましょう。
しらみは夏が主体でしたが、
今は年中流行しているようです。
虫は2~3mmで色は灰から白です。
血を吸うと黒っぽくなります。
卵は34度以下でも以上でも
孵化しにくくなりますので、
落ちた卵による感染はほとんどありませんが、
家では掃除機でていねいに吸い取ってください。
頭を直接くっつけるか、
頭をふいたタオルを共有するとうつります。
プールが感染源になりやすいわけです。
親虫も温度にきわめて敏感で、
やはり落ちると死んでしまいますが、
夏場など親虫は身体を這上がって来ることも
あるようです。
プールの脱衣所は湿度も高く
温度も高いので長く生きています。
最近は温水プールで冬場でも感染するわけです。
接触するようにタオルを掛けていると移動します。
ロッカーでも感染します。
幼稚園などでは
床に直接ねころがったりするので感染します。
親虫はバルサン等で処理します。
乾燥させ、温度を下げるのも大事です。
枕は危険です 。
毛虱と頭しらみは
人間の頭と陰部で住み別けているくらいですから、
動物間で移動することはないと思われます。
しらみは高度に進化した昆虫です。
しかも,何万年にもわたって、
宿主の動物に適応してきました。
一種の有毛動物がいれば
一種の虱がいるぐらい分化しています。
ゴリラや、チンパンジーのしらみも
人間には感染しません。
頭しらみの生態
頭しらみの生態についてお話します。
頭部に産みつけられた頭しらみの卵は
1週間から10日で孵化します。
孵化とは卵がかえることですね。
又、卵から新しい個体が脱出してくることも
孵化と言います。
孵化したあと
幼虫はさなぎにはならずに
3回ほど脱皮をして、
2~3週間ほどで成虫となります。
幼虫と成虫の形はほとんど同じです。
そして成虫は1日に約5個ほどの卵を産み、
1ヶ月間に約150個の卵を
頭部の根元に近いところに産卵します。
ですので、
頭しらみの卵から成虫になるまでの期間は
約1ヶ月です。
成虫の寿命は
約1~1.5ヶ月ぐらいといわれています。
頭しらみは幼虫でも成虫でも吸血します。
そして頭部から離れてしまって
吸血できなくても
頭しらみは数日間(1~3日間ぐらい)
生存することができるといわれています。
羽などはないので
飛んだりすることはなく、
あまり動き回るということはないようです。
頭しらみの予防と駆除
頭しらみの予防
頭しらみを予防するには、
頭しらみになる原因を
断てばいいわけですね。
頭しらみは、
頭しらみを持っている人の頭と頭の直接の接触や、
頭しらみを持っている人が使っている帽子やくしなど
間接的に触れることによっても感染します。
ですから、子供同士で
頭と頭の接触をしないように気をつけます。
また、帽子やくし、マフラーなど
間接的に感染するものを
共有するのはやめましょう。
最近はプールの共用のロッカーや、タオル、
衣服の接触などから感染する場合が増えてきましたので
注意が必要です。
ちなみに水を通して
頭しらみが他人に移ることはありません。
家庭では、普段から十分な洗髪を行いましょう。
また、頭しらみは高温をきらうため、
日光で布団干しをするなどは効果的です。
寝具を清潔にすることに
気をつけるのがよいでしょう。
万が一、家族の中で一人でも
頭しらみに感染したことが判ったら、
二次感染予防の為に、
ただちに寝具や衣類、帽子などの共用を避けてください。
とくに枕、枕カバー、タオルなどの共用は
避けて下さいね。
そうしないと、
家族全員にうつってしまう可能性もあります。
あまり頭しらみの予防ばかり気にしていても
疲れますよね。
普段から、掃除や洗濯などの衛生管理をしていれば、
さほど気にすることはないと思います。
頭しらみは必ず駆除できますので。
頭しらみとスミスリン
頭しらみを駆除するには、
普通のシャンプーで洗っていても
駆除出来ません。
厚生省が認めているのは
スミスリンシャンプーになります。
スミスリンシャンプーは、
頭しらみの成虫を駆除する
駆除専用のシャンプーです。
この医薬品スミスリン(シャンプータイプ)も
卵の段階の頭しらみを駆除する事はできません。
卵は1週間~10日で孵化するので、
卵から次々とかえってきた頭しらみを
順次退治することになります。
4回目使用の10日目には
効果的に頭しらみを退治することができます。
1、予め水またはぬるま湯で頭髪を少しぬらしてください。
2、頭髪には1回10~20ml、
陰毛には1回3~5mlをご使用ください。
頭に振りかけるときは、
目、耳、鼻、口に入らないように注意してください。
小さいお子さまの場合はシャンプーハットをご使用ください。
3、手で薬液が頭髪全体にいきわたるようにしてください。
4、そのまま5分間待ってください
(頭にタオルを巻くなどして、目、耳、鼻、口に入らないようにしてください)
5、水またはぬるま湯で薬剤を十分に洗い流し、
その後はシャンプーで洗髪してください。
6、この操作を1日1回、3日に1回ずつ、3~4回繰り返します。
薬はかかりつけの皮膚科医院や
薬局の指示に従って、
適正に使用してください。
又、必ず説明書を読んで指示にしたがって下さいね。
ポイントは丹念に根気よく行うことですね。
また、スミスリンには
ピレスロイド系フェノトリンという成分が入っており、
これは主に殺虫剤などに使われる成分です。
気になる方はご使用の前に
近くの病院、薬局等に問い合わせてみて下さい。
また、アトピー性皮膚炎、傷面がある場合は
皮膚科医に相談するのがよいでしょう。
頭しらみの駆除
頭しらみの駆除については
誰もが知りたいところですね。
では、頭しらみの駆除方法について
少しお話しましょう。
頭しらみがいるとわかったら
早急に頭しらみの駆除をしましょう。
それほど難しいことはありませんので、
頑張っていきましょうね。
頭しらみがいる場所から駆除していきましょう。
まず、寝具を清潔にしていきます。
枕カバーやシーツをこまめに洗濯します。
洗濯の前に60度以上のお湯に
10分ほどつけておいたり、
温水で洗濯するとよいです。
頭しらみは高温に弱いので
60度くらいのお湯に10分ぐらいつけると、
死んでしまいます。
さらにアイロンをかければ完璧です。
日光は殺菌能力があるので、
布団も干しましょう。
そして、じゅうたんや畳などの床も
毎日掃除機をかけましょう。
頭しらみの卵を見つけて取り除きましょう。
手で取り除くか、くしを使います。
普通のクシでは隙間が広くて卵が取れません。
専用のすき櫛が薬局などで手に入りますので
それを使うと良いでしょう。
また、女の子はちょっと難しいかもしれませんが、
できれば髪の毛を短く切ります。
頭しらみの生息場所をせまくため、
洗髪をしやすくするためには
髪を短くするのが効果的です。
頭しらみは洗髪しただけでは駆除できません。
頭しらみの駆除方法で一般的に知られているのが前述の、
薬剤(製品名:スミスリンパウダー、スミスリンシャンプー)
による駆虫です。
頭のしらみの原因と症状まとめ
いかがでしたか?
頭のしらみの原因と症状について
色々と分かったことも多いと思います。
そして、頭のシラミの見つけ方や
駆除の方法も理解できましたね。
これですべて安心とは言えませんが
少しでも役に立ってもらえたら
嬉しいです。
それでは以上で
頭のしらみの原因と症状についての
まとめを終わります。