クイーンビートルの料金
クイーンビートル(QUEEN BEETLE)って
わかりますか?
JR九州高速船株式会社が運航する高速船で、
日韓間(博多⇔韓国の釜山)で
運航するためにオーストラリアの
オースタル社で製造されました。
現在は新型コロナウィルスの影響で
運休中となっています。
運行は1日1往復となっています。
福岡⇔釜山の距離は約200kmで、
所要時間は3時間40分です。
200kmの距離というと、
東京と大阪の約半分。
福岡からだと鹿児島や広島までの距離と変わりません。
まるで国内旅行に行くかのような感覚で
利用できるのはいいですね。
そのクイーンビートルの料金を調べてみたところ、
料金は大人で片道16,000円。往復32,000円です。
小人やシニア、障害がある方は半額となります。
又、キッズ(1~5歳)は2,000円。
幼児(0歳)は無料です。
幼児も座席を必要とする場合はキッズ料金となります。
その他に、乗船運賃とは別に
「燃油特別付加運賃」というものも追加で必要です。
金額は1,000円前後です。
予約の際に必要なものは、
氏名(パスポートに表記のローマ字)
国籍
性別
生年月日(西暦)
パスポート番号(任意)
申込者の電話番号
です。
インターネットでの予約も可能で、
インターネット経由だと割引があったり
クレジットカードを利用する事で
カード会社特有のポイントが付いたりするので
更にお得になる可能性もあります。
クイーンビートルの速度
クィーンビートルの最高速度は
65km/hくらいだと言われています。
実は今まで日本と韓国を往復していた
ビートルの所要時間は約3時間でした。
新型のクィーンビートルになって
40分も長くなってしまいました。
普通、新型になったら
前より速く走ると思いますよね。
スピードが遅くなると
魅力が減ってしまうのではと思いますね。
ただ、これには理由がります。
ビートルは飛行機を作る会社である
ボーイング社が製造しました。
速度は約80km/hです。
逆に速度が速いので、
安全を確保するために乗車中は
シートベルトの着用が必要でした。
又、デッキへ出て外の風を浴びたり、
船内移動もトイレ程度になります。
運よく窓側の座席を確保できた人はまだいいですが、
中央付近の席になってしまうと
船旅を楽しむどころではありませんね。
じっと座ったままの3時間は
逆に憂鬱になると思います。
新しくなったクイーンビートルの最高速度は
65km/hくらいと言われており、
シートベルト着用は不要です。
これによって快適な船旅が
実現できるようになったといえますね。
クイーンビートルの博多~門司港往復
クィーンビートル(QUEEN BEETLE)は、
2022年4月10日から
「博多~門司港航路」が新設されるとの事です。
クィーンビートル(QUEEN BEETLE)は元々外国船籍でした。
このたび、2022年2月に日本船籍化されたのです。
これを記念してだと思いますが、
今回「博多~門司港航路」が新設されました。
2022年6月までの運行予定は、
4月10日・24日・30日
5月8日・15日・29日
6月5日・12日・25日
です。
この「博多~門司港」の所要時間は
片道で約2時間45分です。
博多を午前9時に出発して
門司港に午前11時45分に到着する便と、
門司港を午後4時に出発して
博多に午後6時45分到着の便とになります。
っという事は、
福岡市在住の方は朝に福岡から門司港へ行って
北九州で夕方まで遊んで午後4時の船で帰路につく
という船旅を利用した日帰りは出来るけど、
北九州在住の方は出来ないという感じですね。
料金ですが、
大人(中学生以上)片道6,600円
小児(小学生)片道3,300円
1歳以上~未就学児⇒大人1人につき1人無賃(席無し)
1歳未満は無賃(席無し)
片道2,500円追加でビジネスクラスへ変更できます。
少し料金が高いと感じる方もいるかもしれません。
クィーンビートルに関しては
移動の手段として考えると料金は高いです。
逆に、乗船を楽しむという感覚で
利用する事がベストです。
ちなみに博多から門司港航路に乗船した人には、
門司港だけでなく、
下関や巌流島にも行ける
関門連絡船・巌流島連絡船(運航会社/関門汽船株式会社)の
「トライアングル1日フリーパス」が
プレゼントされるとの事です。
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クイーンビートルの船内
クィーンビートルの船内について少し解説します。
「スタンダードクラス」はの座席の間隔は広いです。
これは、従来のビートルに備わっていた
「グリーン席」と同等との事です。
広さだけでなく座席にはこだわりがあって
4人対面シートや1人用シート、2人用、3人用、4人用と
並び座席のバリエーションがあります。
車いす優先の座席や共用ラウンジシート
リクライニングも出来て
USBポートや開閉式のテーブル備わっています。
また、さすがJRというべくキオスクがあります。
このキオスクは軽食を提供しています。
他には、展望デッキ、駐輪場、キッズスペース、
広めの荷物置き場、免税店など、
今までは無かった新しいサービスもあります。
従来の「グリーン席」は、
「ビジネスクラス」にランクアップされ、
圧倒的な広さと快適さを備えています。
「ビジネスクラス」にもAタイプとBタイプがあり
広々とした開放感を味わえるタイプと、
個室のような感覚を味わえるタイプに分かれます。
前述した通り、クイーンビートルの速度は
前のビートルよりも遅くなっていますが、
クイーンビートルの利用客はビジネスでの利用というより
観光利用が殆どです。
クイーンビートルでの船旅は以前よりも楽しく快適で
また利用したいと思う事でしょう。