自動車保険(車の保険)正しい選び方と等級や種類や解約方法について

jidousyahoken 保険

今回の記事では
自動車保険(車の保険)正しい選び方について
ご紹介したいと思います。

自動車保険(車の保険)の比較サイトや
くだらないランキングサイトが乱立して
いかにも〇〇保険がいいといった
誤解を招く情報が多すぎます。

そもそも保険って何なのか?

よく「お守り替わり」とかいう人が居ますが
違います。

万が一のためのものです。

その万が一のためのものが
単に補償内容が同じだから安い方がいいといった
安易な比較でいいのでしょうか?

何故、安いのか?何故、高いのか?
これを考えてみてください。

付加価値の違いです。

万が一、交通事故を起こした時に
相手へ賠償さえすればいいのであれば
ネット型の安っぽい保険でいいでしょう。

でも本当は違います。

自動車保険の会社に勤める本当のプロが
自動車保険の正しい選び方を教えますので
最後まで読んでいってください。

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自動車保険の等級について

自動車保険に加入している人は
殆どの人が自動車を所有していると思います。

自動車保険で等級という言葉をよく耳にします。

この自動車保険の等級とは、
いったい何なのでしょう?

また自動車保険の等級の仕組みや、
等級による自動車保険料はどうなるのでしょう。

自動車保険の契約や保険証券、
そして自動車保険に関することを話す中で
等級と言う言葉を耳にする機会もあると思います。

この自動車保険の等級に関して
お話してみたいと思います。

自動車保険は、万が一の事故に対して
契約に応じてその補償をするために加入します。

しかし、毎年のように事故を起こして
保険金を受け取っている人と、
全くの無事故で
何年も自動車保険をかけるばかりで
保険金を受け取っていない人と比べると

同じ保障だったとしても
保険料が同じだとすると不平等になります。

保険の考え方は、
相互扶助であって少ない掛け金で、
万が一大きな補償をしなくてはならない時に
保険から支払いしてもらう制度であり
素晴らしい制度です。

ただ、前述のように
不公平であってはいけないので
自動車保険では等級と言う段階を決めて、

事故が無い人は等級を上げて、
等級が上がれば保険料を割引しようというのが
そもそもの考え方です。

最初の自動車保険加入時は、
6等級からスタートします

そして、毎年1年間無事故であれば
1等級ずつ上がっていきます。

逆に事故を起こせば、
3等級下がることになります。

自動車保険料の割引率でいうと、
1等級上がれば(7等級になれば)、
30%の割引になり、
20等級になると63%割引まで割引になります。

事故を起こしたときは、
3等級下がってしまうので、
初期の6等級から3等級下がると
なんと12%の割増になってしまいます。

又、更に不公平を無くすために
同じ16等級でも事故を起こしてしまい
自動車保険を使って16等級に下がってしまった人と
事故を起こさず16等級になった人とは割引率が違います。

これは事故有係数というモノが適用されるからです。

この等級は、各保険会社が協会を通じて
等級情報をやり取りしているので、
6等級から下がってしまったから別の保険会社で契約して
6等級から始めようなどという不正行為は出来ません。

 

自動車保険について

自動車保険の種類

自動車保険について、
様々なサイトがありますが

今回の記事では
自動車保険の会社で賠償を担当していた私が
自動車保険の等級や契約の方法など幅広い情報を
提供したいと思います。

自動車保険と一口で言ってますが、
自動車保険は大きく分けて
「自動車損害賠償責任保険(自賠責保険)」

「任意保険」
の二つの種類に区分されています。

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自賠責保険とは、法律でも義務付けられていて、
一般には強制保険と呼ばれています。

ですから、自動車を運転するドライバーは
必ず加入しなければいけない自動車保険です。

自賠責保険の適用範囲は
人身事故だけに限られており、
支払金額は傷害で120万円、
死亡で3,000万円、
重度後遺障害に関しては
4,000万円が限度額となっています。

とりあえず補償はあるものの、
事故の相手や搭乗者が
重症などの大きな事故や物損事故の場合で
ソノ損害額が大きい場合など、
強制保険だけでは十分に対応できません。

その不足する部分を補うための保険が
任意保険と呼ばれるものです。

任意保険は、名前の通り、任意の保険ですから
加入したくないという方は
加入しなくても構わない保険です。

自分の意思で保険の加入を決める事ができます。

しかし、上記のように、
自賠責では対応できないような
重大事故を起こしてしまった場合、
任意保険に未加入であれば
一生をかけても払えないという事もありえるのです。

ですから、
自動車を定期的に運転するのであれば
任意保険には加入することをオススメします。

任意保険の種類については、
色んな保険がありますが
おおまかなところでは次の様に分かれています。

●対人賠償保険
●対物賠償保険
●搭乗者傷害保険
●自損事故保険
●無保険車傷害保険
●車両保険
●人身傷害補償保険

これらの中から自分にとって必要な保険を選び、
補償額を選んで組み合わせながら加入するのが
一般的な自動車保険の加入方法です。

自動車保険の短期契約

免許はあるけど車を持っていないという人が
短期間だけ知人の車を借りたり
別世帯の両親や兄弟の車を
借りるケースもあると思います。

そう言った方が短期の旅行などに出かける際に、
その間だけ友達などの車を運転する事になった場合、
自動車保険を利用する事が可能です。

実は、こう言った短期の運転機会に対する
自動車保険の利用方法は幾つかあります。

まず、最も現実的な方法として挙げられるのが、
車の所有者の自動車保険を
使わせて貰うと言う方法です。

加入している保険会社に問い合わせ、
手続きを行い、
それに付随する追加料金を支払えば、
一定期間のみ借主が運転可能な条件に
変える事ができるのです。

しかし、車の所有者に
万が一の時迷惑をかけたくないという場合は、
ドライバー保険に加入するという方法もあります。

ドライバー保険は正式名称を
「自動車運転者損害賠償責任保険」と言い、
自動車を所有していない人が
他人の車を運転する際に入る事の出来る保険です。

これに加入すれば、
所有者に迷惑をかける事なく運転ができます。

また、自分の車の自動車保険には入っている人が、
別の人の車を運転する事になった場合は、
他車運転危険担保特約が利用できます。

この特約は、
被保険者が自ら運転者として運転している車とは違う車を、
契約している車とみなして
保険金が支払われると言うものです。

これがあれば、
実質自分の自動車と同じような扱いで
他者の車を運転できます。

何かの理由でこう言った方法が使えない場合は、
自動車保険の短期契約を行う事になります。

最後に今は「1日自動車保険」という商品もあります。

まさに1日だけなのですが注意すべき点は、
他人の車を運転することが前提となっているため、
本人の車、配偶者の車、法人所有の車は補償の対象外です。

私個人は保険料が割高だと思いますが、
ほんとに1日だけって人にはいい保険だと思います。

自動車保険の解約

自動車保険の解約についてお話していきます。

自動車保険を解約するに当たって、
その自動車保険が加入義務のある「自賠責保険」か、
任意の加入である「任意保険」にするかで
その条件は大きく違ってきます。

自賠責保険の場合、
強制保険と言う事で
任意の時期に解約する事は出来ません。

自賠責保険を解約できるのは
「適用除外者となった時」
「告知義務違反の時」
「重複契約の時」
「自動車を廃車にした時」
の4つの場合のみです。

これに対し、任意保険の場合は
いつでも解約する事が出来ます。

まずインターネットや電話などで
自動車保険の代理店に解約の意思を伝え、
解約申込書を発行してもらいます。

そしてその解約申込書に記入し手続きを行います。

こうして無事解約手続きが終わると、
未経過の期間に応じて保険料が返還されます。

自賠責保険に関しては基本的に解約が出来ず、
任意保険に関してはいつでも解約が可能と言う訳です。

自動車保険の免責

自動車保険に加入していれば、
事故にあっても安心だ。

そう思っている方って多いと思います。

安心して事故が出来ると考えるのもおかしいですが、
実は自動車保険においては
全ての自動車事故に関して保険金が下りるのかと言うと
必ずしもそうではありません。

一般に自動車保険と言えば任意保険を指しますが、
自動車保険の任意保険では
ある一定の条件の中での事故に関しては
保険金が支払われない場合があります。

その条件と言うのが、
免責事由と呼ばれるものです。

自動車保険の免責事由の中で
誰でも理解できる例を挙げるならば、
飲酒運転での事故の場合です。

規定以上のアルコールを摂取して運転していて
万が一事故を起こした場合、
この事故によって引き起こされた全ての損害に対し、
保険金は支払われません。

飲酒運転意外にも、
無免許運転、使用人の故意による事故、
使用人の重大な過失に起因する事故など、

保険加入者に大きな責任がある事故に関しては免責事由となり、
保険金が支払われないようになっています。

その他には、地震や津波などの天災によって
車両が損害を被った場合、
自動車から取り外されている付属品の損害、
輸送中の損害、タイヤのパンクなどの項目も
免責事由に該当します。

ただ、これらの例はあくまでも一般的なもので、
詳細に関しては各保険会社で若干に違いがあります。

あなたがご加入されている自動車保険会社に問い合わせて、
その内容を確実に知っておく事が重要です。

本来、保険契約の時には
保険代理店や保険会社などと契約申し込みをする段階で
保険の内容について詳細に説明する義務があるのですが、
契約者としては保険料ばかりが気になって
なかなか内容まではしっかり聞いていない事が殆どです。

自動車保険会社に問い合わせたり、
契約している自動車保険の保険証券を見直して
加入している自動車保険の内容を
しっかり認識しておく事が大切です。

 

自動車保険選びのポイント

自動車保険の選び方における、
非常に重要なポイントがありますのでお話します。

自動車保険を契約する上で大事なことは、
単純に自動車保険の保険料金の安さではなく
「万一の事故にあってしまった時に
どれだけ親切で適切な対応を受けられるか」
ということです。

自分がケガをしてしまったとか
搭乗者にケガを負わせたとか
自動車事故において
加害者になってしまい被害者がいるとか、

そんな事には関係なくその事故にかかわる誰かが
身体の損傷を伴っている事故を起こした場合、
保険会社の対応が凄く重要になってきます。

相手方への対応が
きちんとしているということは当然ですが、
契約者側へも手厚いサポートをしてくれる、
そんな保険会社を選ぶことが一番大切です。

自動車保険の保険料の安さだけで
自動車保険を選んでしまって、

事故を起こしてしまった時の対応が悪く、
結局負担が大きくなってしまったというケースは
本当によくある話です。

くれぐれも、保険料の安さだけで
自動車保険を選ばないように注意してください。

又、
「自分は事故の経験は無いし事故なんてしないし、
まぁ、お金を払って保険に加入してるんだから
それなりの対応はしてくれるだろう。」
なんて考えていたらイザという時に大変です。

インターネットで色んなサイトを見て
自分で自動車保険会社を選んで契約するのも
簡単で手軽な方法ですが、

代理店を通して自動車保険のプロの意見を聞きながら、
自分に合った保険を検討して選ぶというのも
万一の時のことを考えると有効な方法と言えるでしょう。

人によって色々な選択の方法があります。

友人や知人で損害保険代理店をしている人にお願いしたり、
行き着けの整備工場にお願いしたりといったケースが
多いのではないでしょうか。

知人や、いつも整備に出している整備工場などの場合、
いざ事故にあってしまったときに
早急な対応や色んな融通が利くという利点があります。

逆に、保険料に関しては、
一般の保険料で特別に安いというワケではありません。

 

自動車保険(車の保険)正しい選び方まとめ

いかがでしたか?

自動車保険の選び方において
あなたが経済的に厳しい状況ならば
少しでも安い保険に加入されるのは
仕方ないのかもしれません。

でも、なんとなく安いヤツでって気持ちなら
必ず後悔しますので
しっかり自動車保険とは向き合って
考えてみてください。

「安かろう悪かろう」は
自動車保険においても同じです。

間違いありません。

それでは以上で
車の保険の正しい選び方についての
まとめを終わります。

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