自動車保険の契約内容と特約でおすすめは個人賠償と弁護士費用特約!

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今回の記事では
自動車保険の契約内容と
特約におけるオススメについて
ご紹介したいと思います。

私は自動車保険の会社で働いています。

自動車保険の内容や特約の使い方についても
おそらく他の方より熟知しています。

単純に安い保険料で掲載している
自動車保険料の比較サイトとは違って
本当の意味で必要な自動車保険について
ご説明します。

単純に保険料が安いからオススメだよっていう
他のサイトとは違った目線で自動車保険を
解説してみたいと思います。

内容については
他の誰にも負けないと思ってますので
最後までしっかり読んでいってください。

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自動車保険の種類

今は車社会と言われる世の中で、
都心部以外の方は殆どが
自家用車を利用しているのではないでしょうか?

そんな車で交通事故を起こした時に役に立つのが
自動車保険です。

自動車保険なんて馬鹿らしくて
必要ないっていう方もいます。

実際、自動車保険(任意保険)の加入率は
87~88%程度なんです。

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私は100%じゃないことに少し驚いていますが、
例えば事故を起こしても
相手の損害を全て賠償できるだけの資産があれば
確かに加入する必要はないかもしれませんね。

例で言うと
夜に普通に走行している時に
路肩から突然のように飛び出してきた歩行者がいて
運悪くは寝てしまった場合。

本当は飛び出した歩行者が悪いんですが
交通事故の賠償としては
お相手のケガの対応をしなくてはいけません。

万が一、お相手が亡くなりでもしたら
大変です。

あなたに数十億といった資産があれば
問題ないかもしれませんが
そうでない時はどうされますか?

そんな場合も含めて
自動車保険の基本的な解説と
任意保険に加入する場合の注意点をお伝えします。

 

自動車保険の基礎知識

自動車保険の基本的な説明をします。

まずは、自賠責保険と任意保険です。

自賠責保険とは、強制保険と呼ばれて
全ての車両に付保しなければいけない保険です。

車検のある車は
車検費用として計上されているので、
ほぼ自動的に加入しています。

問題は、
車検のない自動二輪や原付バイクです。

車検を受けないので
自賠責保険の未加入となっているケースが
めちゃくちゃ多いです。

もしあなたが車検を受けなくてもよいバイク等を
所有しているのであれば、
再確認してみてください。

自賠責保険は
相手の人が怪我や死亡した場合のみしか
対応してくれません。

しかも補償の額も限度があります。

もうひとつは,任意保険です。
名前の通り、
加入が任意なので任意保険なのですが、

相手の車の修理代、医療費、
さらにそのほかの財物などの損害も補償してくれます。

任意保険は大きく分けると4つに分類できます。
1、対人賠償保険
2、対物賠償保険
3、人身傷害保険
4、車両保険

簡単に説明しますと、
1は相手の怪我等の対人賠償。
2は相手の車や財物に対しての対物賠償。
3は運転者本人や運転していた車の同乗者に対しての保険。
4は自分の車の修理費用などを援助してくれる保険
です。

 

任意保険の決め方

ますは保険会社の選択です。

何も考えていない方は
保険料のみで選択される方が多いです。

又、最近ではネット保険や
比較サイトなどもあるので
安い保険料の保険会社に
加入する人も増えています。

家庭の事情もありますから
それを全面的に否定はしませんが、
個人的にはネット保険じゃない自動車保険の方が
安心感があります。

私が気になったのは、
事故が起きた時に
「365日24時間受付」という文言です。

ここは要注意です!!!

「24時間受付」と「24時間対応」は
大きな違いがあります。

「受付」はその名の通り
「連絡を受け付けるだけ」です。

一方、「事故対応」は「初動対応」の事です。

「初動対応」とは、
相手方への連絡、
修理工場やレンタカーの手配、

医療機関への連絡、
事故解決までの流れの説明などです。

例えば、東京海上日動や損保ジャパンや
三井住友海上などの大手は
休日や夜間でも
専門スタッフが初動対応をしてくれます。

一方ネット型保険には、
0時から20時までに事故受付完了分は
当日に初動対応となっていたり、

平日は9時から19時で
土日祝日は9時から17時までしか
初動対応してもらえないというモノや

夜間や年末年始は
初動対応はしないという保険会社もあります。

それから、
CMで勘違いされている方も多いのではと思うのが、
事故現場にスタッフが駆けつけてくれるサービスは
自動車保険にはありません。

駆けつけてくれるのは加入者が希望すれば、
セコムやALSOKといった
警備会社の人が来てくれるという事なので、

その場でアシストを期待すると
大変なことになります。

実は、警備会社の方が来てくれても
あまり役にも立ちません。

保険の内容や賠償や対応方法について
アドバイスしてくれるわけではないからです。

誰もいなくて
一人ぼっちよりはいいかもしれませんけどね。

大手保険会社の場合は契約は
必ず代理店経由が基本ですから、
万が一の事故の場合は代理店の方が来てくれて
強い味方になってくれることは多いと思います。

代理店の質にもよりますが
個人や会社で自動車保険の仕事をしている方は
ある程度の知識と経験がありますので
的確なアドバイスをしてくれます。

事故を起こしてしまって
気が動転している時だけに
何をすればいいかとか何を聞けばいいかを
契約者に代わって対応してくれるケースが多いです。

そして、ここからが肝心ですが、
自動車保険の契約の中で
等級という言葉があります。

自動車保険の等級については
詳しくない人の方が多いと思うので
簡単に説明します。

一般的に自動車保険に加入する時は,
自分が今何等級なのかという確認が必要です。

等級は上がる時は毎年1等級ずつ,
下がる時は1事故3等級ずつです。

この等級によって割引率が変わります。

次に各保険の金額の決め方です。

対人賠償、対物賠償、人身傷害は、無制限の一択です。

その理由を説明します。

まず、対人賠償ですが
相手が亡くなったり後遺障害を負う怪我の場合、
1億円でも足りないケースもあります。

1億円にしても無制限にしても
保険料的には大きな差は無いので無制限です。

対物賠償に関して、
私は以前は300万円や500万円にしていました。

相手の車の修理代なんてこれくらいあれば大丈夫
って思っていたからです。

しかし、万が一の運転ミスで
店舗に車が突っ込んでしまった場合や
線路で停止して電車と衝突した場合や

信号機にぶつかって信号機を破壊してしまった場合は
500万円では足りません。

ですので無制限です。

人身傷害も3,000万円や5,000万円が
ポピュラーな時代は終わりました。

同乗していた子供さんが交通事故で
介護を要する後遺障害を負ってしまった場合です。

2020年4月の民法改正に合わせて各保険会社も
人身傷害を無制限化する保険を出してきています。

無制限化により支払われる保険料も
数千万円変わるとも言われており、
保険料は月に数百円の違いですから
無制限にしない理由は見当たりません。

ただし、
3,000万円や5,000万円で不足する分は
自動車事故に限定した保険ではなく、

生命保険の死亡や後遺障害補償で
補うという考え方もあります。

ご自分や家族に関しては、
生命保険も含めたオールリスクで補償内容を考え方も
一理あるでしょう。

最後に車両保険です。

実は私、車両保険は付けたことがありません。

前に350万円ほどする新車を購入した時も、
高級外車に乗っていた時もです。

ですから車両保険だけは
個人の考えでいいと思っています。

車両保険を付保すると保険料は高くなりますし、
事故で保険を使っても保険料は上がります。

ただ、自損事故の場合で
修理代が百万円を超える場合もありますから
新車や高級車の場合は
付けていてもいいのではないかと思います。

 

その他の特約について

その他に、自動車保険には特約があります。

主な特約は、
車両新価特約、車両全損修理時特約、
他車運転特約、ファミリーバイク特約、
弁護士費用特約、個人賠償責任特約あたりです。

特約の内容につきましては
専門のサイトや保険会社へお問い合わせください。

あとは、年齢条件や運転者の限定で
保険料をも安くなります。

35歳以上の夫婦しか運転しないのであれば、
年齢条件35歳以上の本人・配偶者限定にする事で
保険料の節約が可能となります。

特約の中で私がオススメなのは、
弁護士費用特約です。

出会い頭の事故ならば
保険会社が代行で交渉を行ってくれますが、
追突事故等の100%被害事故の場合は
保険会社は代行ができません。

あなた個人が保険会社と
賠償交渉をすることになり、
プロと素人の戦いとなってしまうのです。

そんな時に利用するのが
弁護士費用特約です。

ですから弁護士費用特約は必須ですね。

ただ注意があります。

多くの方は弁護士特約を付保すると
全ての事故に関して
弁護士の対応が可能と考えています。

被害者がケガをしていないと思われるのに
通院したがっているとか、
単純に被害者の事が気に食わないとかです。

基本的に弁護士特約は、
被害事故に関しての特約です。

あなたが加害者となっている場合、
弁護士特約は利用できません。

 

自動車保険の契約内容と特約のまとめ

いかがでしたか?

色々と自動車保険について話してきましたが、
車を運転するなら任意保険は加入しましょうね。

そして、私の意見を
少しでも参考にされてもらえると幸いです。

故意に事故を起こす人は殆ど居ないと思いますが、
万が一あなたが交通事故で加害者となった時には
自動車保険はあなたの強い味方となるでしょう。

それでは以上で
自動車保険の契約内容と特約についての
まとめを終わります。

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