アスペルガー症候群の特徴と症状による診断やチェックや原因と検査!

asperger 生活

今回の記事では
アスペルガー症候群の特徴と症状による診断について
ご紹介したいと思います。

アスペルガー症候群の特徴って
無口な子が多いですよね。

ただ、無口な人は全て
アスペルガーかというと
ソレも少し違う気がします。

アスペルガー症候群には特有の症状があり
キチンと診断やチェックを
してもらう必要があります。

また、アスペルガーの原因を調べて
検査を受ける必要もあると思います。

これらアスペルガー症候群の
特徴や症状による診断をしてもらって
対策をしていく事が望ましいと思います。

色んな情報をまとめてみましたので
最後まで読んでいってください。

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アスペルガー症候群

アスペルガー症候群について少しお話します。

私は数年前に若年無業者の就労支援をしていました。

その頃に出会った方の中でも多かったのが
このアスペルガー症候群と呼ばれる方になります。

ある程度は子供の頃から口数の少ない子や
活発でよく話す子って別れるとは思いますが

成長していく過程の中で色んな人と出会い経験をして
様々な人格が形成されていって
軽度の自閉症のような症状が出てくる人が殆どです。

その方の心を開いて色んな話が出来るようになるには
ある程度の経験と知識が必要だと思います。

それに伴う資格などがありますが、
資格取得者じゃないとダメだということはありません。

でも、色んな症例を研究したり学んだりした知識は
活かせるものだと思います。

以前、記事にした若年無業者の就労支援のお話はこちらです。

 

アスペルガーの症状

アスペルガーとは

アスペルガー症候群とは、
自閉症と類似性のある疾患で、
軽度自閉症とも呼ばれる事もあり、
広汎性発達障害に分類される疾患の1つになります。

アスペルガー症候群になると、
周囲の子どもとのつきあいが難しいと言われたり、
興味が限定的なので日常の行動が
パターン化するといった特徴が現れます。

アスペルガー症候群は
特に子供の頃に発見されることが多く、
アスペルガーや類似症状の自閉症などは、

親の育て方が悪いだとか、
親に原因があるとか、
あるいは子供の成長過程に
原因があるのだろうと思われがちです。

しかしそれらは間違った見解であり、
親が悪いわけでも育て方が悪い訳でもありません。

先天性の疾患と言われていますので、
生まれつきの可能性が非常に高く、
アスペルガー症候群だからと言っても
病気の一種であり、

脳に何らかの障害があるために
発生すると言われていますので、
親が自分のせいで症状が出たとは
思わないようにしましょう。

他にも他動性障害に見られたり、
感情を隠さずにそのまま伝えてしまったりするので、
親のしつけが悪いと思われたりしますが、
しっかりとした症状を認識して対応しなければなりません。

アスペルガーの原因

アスペルガー症候群についての原因ですが、
実は今の医学でもはっきりとした原因や
発症メカニズムは分かっていないのです。

軽度の自閉症と言われていますので、
自閉症と似た症状も見られますし、
自閉症のように遺伝が要因であるとか、
免疫学的な要因、
胎児での発育時に
何らかの障害が生じた事が
原因ではないかなどと考えられています。

アスペルガー症候群の原因が
完全に解明されている訳ではないので、
これが原因で障害があるんじゃないかとか、
何が原因であるとか、
追求する事自体が出来ないのです。

アスペルガー症候群は、症状等を周りから見ると
親のしつけが悪いだとか、
親の愛情が不足していたのではないかなどと、
親が原因であると見られがちなのが事実なのですが、
そういった事実は解明されていないだけに、
合っているとも間違っているとも言えないのです。

ひょっとしたら偏見の目で見られたり、
周りからの意見で辛い思いをされた方も
いらっしゃるかもしれませんが、
周りの理解を得る事は
非常に大切な事ではないかと思います。

アスペルガーの症状

アスペルガーの症状とは一体どのような
特徴のある症状なのでしょうか。

特徴的な症状であるとよく説明されますが、
実際に言われても
なかなか分かりづらい事もあります。

ですので、具体的な例として
その症状を紹介していきます。

○協調性に欠ける、対人は一方的な接し方
○過度に細かい、特定のものだけに関心を示し凝ってしまう
○動作に関しては不器用である
○周りから見て、今何をしているのかが分からない
○他人を顔で区別する能力に欠けている
○独り言が他の人に比べて多い
○突然の事に対面すると対応出来なくなる

これらは特に子供の頃に多いとされる症状ですが、
男の子に多いと言われているアスペルガーは
大人になっても根強く残る場合もあります。

上記のような症状を大人になってからも
感じることがあれば、
専門の医師へ相談や診断をしてもらいましょう。

大人になったからといって、何も問題はありませんし、
社会的に問題があるという訳でもありません。

アスペルガーでも偉業を成した方はいらっしゃいますので、
自分で考え込む前に相談をしてみましょう。

大人のアスペルガー

大人のアスペルガー症候群もあり、
アスペルガーは子供に限った
病症といった事ではありません。

アスペルガー症候群は、
軽度の自閉症だという認識がありますが、
中には言語障害なども併発する事はあります。

ここで言う言語障害とは、
「言葉を発する事が出来ない」といった
事に限らず、
回りくどい表現方法や、
異常なほどにへりくだった表現など、
言葉で行うコミュニケーションが
うまく出来ない場合を含んでいます。

また言葉でうまく表現が出来ないために、
受け取る言葉に対しても同様に
理解が難しいといった
理解力の不足といった病症もあります。

アスペルガー症候群が成人になっても続いてしまい、
症状を引きずってしまっている方も多く、
その為に他者とのコミュニケーションがとれず、
現代人に多くなったニートや、
引きこもりと言われる人達のなかには
アスペルガー症候群である
可能性が高いと言われています。

しかしアスペルガー症候群だからと言っても
特定の能力を発揮して、
優れた才能を持った方もいらっしゃいます。

アスペルガーは自立力がないとか、
活躍が出来ないといった事はなく、
偉業を成し遂げる事も可能なのです。

子供のアスペルガー

アスペルガーの子供は、
社会性やコミュニケーション能力、行動力の
3つに対しての障害が大きいといわれています。

アスペルガーのお子さんが、周りと違った行動や、
不適切な発言をしたとしても怒ってはいけません。

必要な事はその様な言動や行動は、
病症の一部として認識にて
暖かい目で見守ってあげる事です。

それには家族だけでなく、
周りの環境や一緒に生活を過ごす時間の
ある方々の理解がなければいけないのです。

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アスペルガー症候群の子は、
わざとやっているわけでも、
ふざけているわけでもないのですから、
ハンディキャップを持っているのだという
接し方をすべきではないかと考えます。

また、これらの症状を聞くと
知能の低下を考えてしまいますが、
アスペルガー症候群の子は知能指数は
決して低いわけではなく、
IQは高い方であると言われています。

ですので一見すると
「ちょっとかわった子供」とみられますので、
病気であるとは思われない事が多いようです。

周りの子供達から浮いてしまう事が
非常に多いようですが、
結果として一人で過ごす事が多くなってしまうのです。

そうなるとその後の問題として、
周りの子よりも問題解決能力等が
欠落してしまう可能性が高いので、
無意識に周りに迷惑がかかってしまうのです。

 

アスペルガー症候群の診断

アスペルガー診断

アスペルガー症候群の診断は、
実は的確には行われていないといった現状があります。

それはアスペルガー症候群については
解明されていない点が非常に多く、
日本でも浸透していないといった現状があり、
専門とする医師が少ないといった事にあります。

また日本で病気を診察する際には、
限られた時間内で初診を終わらせている傾向が強く、
時間をかけて面談を行ない、
特有の障害があるのかどうかを
見出さなければならないこの病症に対しては、
非常に不適合な環境であるからです。

時間をかけて症状を見ることが行われていない事で、
他の他動性障害と診断されたり、
LDやAD/HDと診断される事も少なくありません。

アスペルガーを診断するには、

1.時間をかけて診断をしてもらう事
2.複数の医師に相談して判断を仰ぐこと
(セカンドオピニオン等を利用する)
3.結論を急がない姿勢

などが患者や患者の家族に
求められる事なのではないかと思います。

アスペルガーの検査

アスペルガーの検査をしようと思っても、
実際にどこで行うと良いかは
分からない方が多いのではないでしょうか。

通常は自分が病院を選択する際には、
怪我をすれば外科へ、胃が痛いならば胃腸科へなどと、
分かりやすいのですが、
アスペルガー症候群については、
なかなか分からない点が多すぎるのではないかと思います。

単純に精神科や脳神経科などと考えてしまいますが、
アスペルガー症候群が不明な点が多い病症であるだけに、
専門の知識を持った医師等がいるのかどうかは
実際に行ってみないとわかりません。

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アスペルガー症候群の検査の前には、
自分である程度の診断が出来る場合もあります。

それには特有の言動や行動が見られるため、
アスペルガーのチェック項目等で
見てみると一目瞭然でしょう。

子供に多い疾患であると認識されていますが、
もちろん大人になっても続いている方は非常に多く、
子供特有の病症であると言えた事ではありません。

アスペルガー症候群の検査やチェック項目で判断は
ある程度は出来るといいましたが、
自己診断だけで終わらせることがないようにしましょう。

最終的にはしっかりと専門医を探して、
時間をかけてゆっくりと診断と判断を仰ぎましょう。

アスペルガーチェック

アスペルガーは自分で出来るチェック項目が
あるのだとお話ししましたが、
自己診断チェック項目が多く当てはまり、
対人関係が苦手であると思うのであれば、
アスペルガー症候群の可能性があります。

このチェック項目だけでは判断が出来ませんので、
ちゃんとした専門医に診断をしてもらい、
病症が発覚したら今後の指示を仰いでください。

<アスペルガーチェック>

1.挨拶が苦手で、うまく出来ない。
2.ありがとうが苦手で、うまく言えない。
3.自分の意図しない所で人に嫌われる事がある。
4.人と長く過ごす事に不安を感じる。
5.意図せずに失礼な振舞いをする事がある。
6.人に共感できることが少ない。
7.人と感情のタイミングがずれる事が多い。
8.リアクションを取る事が苦手である。
9.突然に話題を振られると対応出来ずに焦ってしまう。
10.興味を示す対象が少ない。

代表的なチェック項目を列記しましたが、
実は自分で認識出来ている事は少ないのです。

自覚症状のない場合も少なくなく、
周りから見て判断出来る症状もありますので、
専門家の判断の元で行った方が良いでしょう。

 

アスペルガー症候群の治療

アスペルガー治療

アスペルガーの治療についてですが、
特効薬や治療方法はあるのでしょうか。

アスペルガー症候群の原因等については、
完全に解明されていないのが現状です。

したがって、残念ですが特効薬もありませんし、
こうすれば完治できるといった知識もないのです。

アスペルガー症候群に表れる症状のうちで、
夜になると眠れない、
イライラが多いといった症状であれば、
薬物投与による症状緩和を行う事は
期待出来るかもしれませんが、
その他の言動や行動に対しては
治す事は困難になります。

子供に多い病症であるので、
大人になるにつれてそれまでの病症が
目立たなくなったりする事はありますが、
大人になっても緩和せずに、
それが原因で社会に対応出来ず、
ニートや引きこもりになったりする場合もあります。

子供の頃からの病症を引きずる事が、
将来を左右する事もありますので、
子供の頃には親や周りが
しっかり理解してあげる事が
大切ではないかと思います。

アスペルガー症候群は、治療をする事よりも、
周りが病症を理解してあげながら付き合っていく事、
将来に対して良い方向へ導いてあげる事が
大切だと感じています。

アスペルガーの病院

アスペルガーは病院へ通院して、
専門の医師の診断を仰いだり、
専門医からのアドバイスや指示を頂いて、
長い時間をかけて行わなければなりません。

自分や自分の子供が、アルペルガー症候群であったら、
と考えると不安に思ってしまうのではないでしょうか。

医師に相談する事が大切なのですが、
実際に近隣の病院できちんと対応してもらえるのか等、
不安な点が非常に大きいのではないかと思います。

アスペルガー症候群自体が、
まだまだ不透明な部分が多いとされる病気ですので、
専門の医師も少ないと思います。

では実際にどうやって病院を探すとよいのでしょうか。
例えば県外まで出れば、有名なアスペルガーの
専門医が居るとします。

通院してでも有名な医師の下で、
と考えてしまいますが、
実際に長い期間をかけて病症を
緩和させていく事を考えますと、
非常に負担が多く感じてしまいます。

ですのでまずは最寄りの医師やクリニック等を探して、
相談をしてみましょう。

その医師がアスペルガー症候群に
詳しくないと言われたら、
躊躇せずに知っている範囲で詳しい専門医を聞いたり、
紹介状を書いてもらって通院する事を考えましょう。

医師は皆さん専門の分野がありますので、
無理に症例の少ない患者を診る事も無いと思います。

一番の近道は、医師のネットワークを通じて、
専門医を紹介してもらう事が早いのではないかと思います。

 

アスペルガー症候群の特徴と症状による診断まとめ

いかがでしたか?

アスペルガー症候群の特徴と
症状による診断って難しい問題でもあります。

自分がアスペルガー症候群だと
自覚している人も少ないでしょうし、
家族もそうは思いたくないという
気持ちがあるはずです。

完全に治るのかはわかりませんが
キチンと治療をして訓練さえすれば
日常生活で困ることはないと思います。

勇気を出して
治療や検査に取り組みましょう!

それでは以上で
アスペルガー症候群の特徴と症状による診断についての
まとめを終わります。

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