天山スキー場が閉鎖になりました
スキー好きは雪国ではない九州でも意外に多く、
スキーだけでなくスノボも人気のウィンタースポーツです。
そんな九州の中で数少ないスキー場の一つであり
佐賀県では唯一のスキー場であった「天山スキー場」が
2022年の1月6日をもって閉鎖となることが
運営する天山リゾートより発表されました。
天山スキー場の情報はコチラ
⇒ 天山スキー場のバスツアー
九州ですので雪が少ない事は勿論ですが、
大分県九重町のくじゅう森林公園スキー場や
宮崎県五ケ瀬町の五ヶ瀬ハイランドスキー場と並んで、
九州では有名なスキー場でした。
天山スキー場の閉鎖の理由
天山スキー場の閉鎖の理由は色々あると思いますが、
大きな理由は2つです。
1つは、ここ数年来の雪不足です。
温暖化の影響もあってか
九州では雪が降ることが少なくなっています。
勿論、全く降らないわけではないんですが、
スキー場を運営するに足りるだけの
積雪があるかと言えば微妙です。
2つ目は、新型コロナウィルスの影響です。
不要不急の外出を控えるよう警告が出される中で
「スキーに行こう」とはなりづらいですよね。
その影響で来場者も減り、
経営が難しくなったのは当然なのかもしれませんね。
都会と違って田舎はコロナに対して敏感なので、
家族に嫌な顔されると行きたくても行けないですね。
1989年の12月にナイター設備などを備えた
九州初の本格的なリゾートスキー場として
オープンしてから33年。
福岡からの近さが魅力でした。
又、経営改善を図るために、
駐車場を自動車愛好家向けの
ドリフト走行用サーキットとしたり
小型無人機(ドローン)の練習場として
活用するなどもしていましたが、
これらも同時に閉鎖となりました。
政府は新型コロナウィルス対策としては、
飲食店や旅行会社や観光地にばかり目を向けていますが、
こういった娯楽施設やテーマパークも
運営が厳しくなっている事を理解してほしいものです。
時短や休業に協力した飲食店に対して
一律に給付金を出す方針によって、
必要以上にお金をもらっているところもあれば
やむを得ず廃業しているお店もあるようです。
給付は公平公正に行ってほしいものです。
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天山スキー場の跡地はどうする?
天山スキー場のゲレンデなどに使われていた市有地は
佐賀市への賃料が未納であったようです。
ただ、たとえスキー場が民間事業だとしても
一定の公共性がありますし、
立地的にもスキー場以外の収益が
見込める土地でもありません。
その辺も含めて市としても未納があっても
今まで運営を継続させていたんだと思います。
まぁ、場所が場所だけに売却しようと思っても
活用方法がありませんし
買い手も見つからない気がします。
施設などの撤去も大変ですし、
問題が山積みですね。
怪しい太陽光発電業者への売却だけは
避けてほしいですね。
個人的な案としては、福岡市までのアクセスも良く
周囲に民家もないので、
野外コンサート場やスポーツのキャンプ場という
活用方法はどうでしょうか?
新しい時代に入った今、
このようなリゾート施設はどうなるのか気になる所です。