引きこもりの原因とニートに対するカウンセリングや民間での支援方法

hikikomori 生活

今回の記事では
引きこもりの原因と支援方法について
ご紹介したいと思います。

私は引きこもりやニートの方の
就労支援の仕事をしていました。

カウンセリングの方法や
引きこもりやニートの方と
出会うまでの苦労は誰よりもわかっています。

机上の空論で
「こうすればいい」
なんて言っている方とは違います。

実体験も踏まえたうえで
色んな情報をお伝えしていきますので
最後までしっかり読んでいってください。

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引きこもりの原因

引きこもりの原因って何だと思いますか?

最近日本でも精神的な病気の例を
頻繁に聞くようになった気がします。

憂鬱な状態が続いてしまって、
何にもやる気が出ないといった事が原因で
家もしくは自分の部屋に
引きこもってしまうケースがあります。

他にも、もともと人とはうまく関われない性格から
人や社会と接するのが億劫になってしまい、
閉じこもってしまう人もいます。

しかし、そういった
もともとの性格から引きこもるケースや
病気が原因といったのとは別に、
何気なく環境の変化から引きこもってしまう方も多いです。

私は過去に若年無業者の就労支援をしていた関係で
多くの引きこもりの若者と出会いました。

テレビ番組で引きこもっている人へ
インタビューをしているのを見たことがあります.

引きこもりになった理由は
インターネットゲームに夢中になってしまい、
1日中それをやっているうちに引きこもってしまって
外に出なくなったといったものでした。

私自身、自分が熱中できるゲームや本を見つけて
それに打ち込んでいる時などは、
やらなければいけない事が億劫に感じる事があります。

そういった感情は引きこもりの原因に
なりうるのではないかと思います。

引きこもりについての情報も、
今では沢山見かけるようになりました。

引きこもりと聞くと
テレビや新聞で目にする程度で、
そんなに身近にはいないものと感じる人が
ほとんどでしょう。

しかし、引きこもりは
意外とその人数が増えていたり、
自宅に引きこもってしまう期間も
長くなっている傾向にあります。

よく自己主張の少ないと言われがちな日本人に
多いような印象も受けるかもしれませんが、
世界的にも引きこもりというのはあるようで、
日本人の性格特有のものでもないように考えられます。

最近ではインターネットで買い物をしたり、
ゲームをしたりと大体の事ができるようになりました。

もしかしたら自宅で何でもできてしまうという環境も、
引きこもりの引き金になる原因の1つなのかもしれません。

一度社会に出た経験がある人でも、
人との接点が嫌になるなどの理由で
自宅に引きこもってしまう人も
いるくらいなのです。

そう考えると精神的に弱っている状態が
自分を部屋に閉じ込めてしまっているのかもしれません。

 

引きこもりと家族

引きこもりと家族は、
非常に難しい関係にあると思います。

1度引きこもってしまった人間を、
また元のように学校に登校させたり
社会に復帰させたりするのは、
いくら家族でも非常に難しいことなのです。

よくテレビで引きこもりを外に出すまでの記録を
ドキュメント形式で放送しているのを
見かける事がありますが、
そういった場合でも
専門的な先生が慎重にお話をして
徐々に心を開いていくような感じだったと記憶しています。

それを見た時は、
引きこもってしまった人は
それだけ繊細な状態なんだと感じました。

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世間一般では、引きこもりは若い人の問題であり、
不登校という言葉と引きこもりが
セットで考えられている場合も多いです。

しかし1度社会に出た成人男性でも、
精神的なものが原因で
部屋に閉じこもってしまう方もいます。

そういったケースだと、
家族の心境というのは
はかりしれないものがあるはずです。

 

引きこもりのカウンセリングと不登校と対処法

引きこもりのカウンセリングは、
非常に重要な役割を果たします。

引きこもっていた人がずっとそのままでは
恐らくいずれ生活していけなくなります。

支えてくれる人がいなくなった時に、
引きこもって生きていくわけにはいかないはずです。

でも閉じこもってしまった人は
どうやって社会復帰するようにすれば
いいのか考えてしまいます。

中にはご家族とも
コミュニケーションをとらない程の人もいるのに、
どうやってどんな人が治すのでしょう。

精神的な病を患っている方なら、
カウンセリングというのが思い浮かびます。

心療内科の先生や臨床心理士の方が、
そういった方とお話をして精神を和らげていきます。

ドキュメンタリー番組などでも
よく取り上げられていることがありますが、
専門のカウンセラーが引きこもっている人の
ご自宅の部屋の前で話してる光景を
見たことがあるのではないでしょうか。

しかし当人と同じくらいに
責任や重圧を感じてしまうご家族の方にとっても、
精神的な負担を和らげてくれる存在にも思えます。

次に不登校についてです。

引きこもりは不登校と、
想像が安易についてしまいます。

引きこもりという言葉を聞くと
真っ先に思い浮かぶのが
不登校や登校拒否といった言葉ですね。

別に学校に行かないでいる人達が
みんな部屋から出ないわけではないんですけどね。

恐らく不登校が原因で、
そのまま部屋に閉じこもってしまうという人が
多い様な感じがします。

ちょっとしたいじめ等が原因になり
学校を休みがちになってきて、
ついには外に出るのさえ嫌になってしまう。

いろんな人格の人達が集まっている学校に
毎日通っていると、
必ず嫌な事も出てきてしまいます。

そんな事が引き金になって、
人とのコミュニケーションそのものが
嫌になってしまうのだと思います。

実際にお子さんが引きこもっている、
または過去に引きこもっていた体験談を読んでみると、
なぜ学校に行かなくなってしまったのか
原因がわからないといったケースも目にしました。

しかし不登校だったお子さんが、
しっかりと学校に通うようになったといった体験も
しばしば目にしたので、
家族がみんなで立ち向かえば
解決できない問題ではないはずです。

次は引きこもりの対処法です。

引きこもりの対処法ですが、
引きこもりの方の中には
情緒が不安定の状態になっていたり、
精神的に弱っていたりすることが多いものです。

周りが下手な対応をすると
最悪の場合自らを傷つけるような行動をとったり、
もっとひどい結果になるのではないかと
腫物を触るように慎重に接している家族の方も
いらっしゃいます。

確かに今まで
そのような人と接した事のない人なら、
どのような対応をしていいかわからないものです。

しかし引きこもってしまった人に対しての対処法によって、
いい方向に向かうか悪い結果になるかが決まってきます。

難しいのは、
引きこもってしまった方に対して、
このように対処すればいいですよ
といったマニュアルが存在しない事です。

若い人に多い問題だといわれていますが、
ある程度年を重ねた人でも
閉じこもってしまう人もいますので、
反抗期の少年の心と
社会に出た大人の方の心の状態というのには、
また違いがあって対処方法も違うはずですね。

 

引きこもりの支援

引きこもりの支援も盛んになってきています。

私がやっていた
若年無業者の就労支援も
厚生労働省の事業です。

近年増えてきている引きこもりの問題は、
あらゆる解決方法を探していたり、
なぜそのような状態になるのかといった
原因の追及をしていたりと、

そのような人が増えないように
働きかけている人たちが
多く存在しているはずです。

引きこもりの方を対象とした
カウンセリングを行っている方達や、
引きこもっている人自身も
小さな事からこつこつ
治る努力をしている人もいます。

ただ、うつ病のように、
自分自身だけではどうにもできないような
心の病が沢山あります。

周りが力をかしてあげれば、
意外とすんなり抜け出せたりするのかもしれません。

最近では引きこもりの人を対象とした
支援団体も多く存在していますので、
どのような活動をしているにせよ
不登校や引きこもった人たちを
批判するばかりではなく、

できるだけ減らしていこうと支援してくれる人や
団体がいる事で
少しでも引きこもっていた部屋のドアを
開ける人が増えていくのではないでしょうか。

又、引きこもり相談も後を絶たないそうです。

もしも自分の家族の誰かが
部屋に閉じこもってしまい
引きこもりになってしまったら、
どのように解決しようと考えますか?

どうにかしてあげたいのだけど
どのような対処をしていいかわからない場合は、
誰に相談すればいいのでしょうか。

わが子が引きこもりになってしまった親御さんは
色々と考えている内に、
自分まで精神的にやられてしまう方も少なくありません。

そいうった方の為に
「家族セミナー」
を開催しているところもあります。

相談をするだけで楽になる事もあります。

最近ではインターネットでも
質問できる場があるとは思いますが、
そのようなところで引きこもりの家族がいて
どのように接していくのが一番いいのか
質問してみるのも心が少しは楽になると思います。

また引きこもっている本人でも
インターネットを利用しての相談や質問なら、
外に出て人と会わなくても
いいアドバイスに巡り合えるかもしれません。

まずは、話せる場所を利用して
相談する事が近道となります。

引きこもりからの脱出の
最終目標は就職だと思います。

ただ、日本も景気が傾いてきて
失業者が増える状態になってきました。

フリーターやニートの期間が長いと、
就職するのがだんだん難しくなってくるはずです。

そう考えると、
引きこもりからの社会復帰というのは
すごくほど遠い道のりのように思えてきます。

部屋から1歩出るだけでもやっとひと段落な気がしますが、
そこからさらに自分で衣食住をこなさなければ
いつまでも脱出したとはいえないのです。

しかし、引きこもりからの脱出を
手助けしてくれる専門のカウンセラーがいて、
さらに就職を手助けしてくれる職業安定所もあり、
本当の社会復帰を手助けしてくれる方々が
少なからずあります。

決して復帰できないものではないと感じています。

 

引きこもりの原因と支援方法まとめ

いかがでしたか?

引きこもりやニートって
本人や家族にしかわからない事情があります。

その悩みを聞いてあげれる環境作りが
大事だと思いますので
地域の方々も一緒に協力して
引きこもりの方を助けていきましょう!

それでは以上で
引きこもりの原因と支援方法についての
まとめを終わります。

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