テレワーク、在宅勤務の開始
新型コロナウイルスの影響で2020年の春に緊急事態宣言が出されました。
その影響で多くの人が外出をしないという選択を行い、在宅勤務を指示する企業も多くなりました。
業務上、在宅勤務が不可能な企業もあると思いますが、オフィスで働く人にとっては働き方に関して大きな変革であったと思います。
私が少し悩んだのは、「テレワークと在宅勤務って何が違うの?」って事です。
テレワークと在宅勤務
混同されがちな「テレワーク」と「在宅勤務」ですが、全く同じ意味ではありません。
わかりやすく言うと、テレワークの中の一部が在宅勤務という事です。
テレワークは在宅勤務よりも広い概念になります。
社員が自宅で行う仕事を「在宅勤務」と言います。
一方、テレワークは在宅勤務に加えて、喫茶店や移動途中の駅で行う「モバイルワーク」等も含まれます。
他には宿泊先のホテルや取引先のオフィスを使う事もあるでしょう。
テレワークのことをリモート(=遠隔)ワークと呼ぶこともありますが、ほぼ同じ意味です。
実は私、今は某企業にてお仕事をさせて頂いているのですが、2020年4月より在宅勤務が開始されました。
当初は出社率を全体の2割程度でしたので、出社は月に2日程度でした。
緊急事態宣言解除後の6月以降は7割弱の出社率と変わりましたので、週3日~4日の出社です。
数多くあるリモート操作の遠隔装置ですが、当初は「R」というモノを使っていました。
使い心地は慣れると大丈夫なのですが、画面が小さくなるのと反応が遅い事が難点でした。
例えば、クリックしても1テンポ遅れるんですね。タイピングに関しても同じです。
そしてセキュリティ上の問題で今月から「Z」というリモートアクセスサービスに変更となりました。
こちらは使い始めたばかりなので、まだ何とも言えない感じですね。
在宅勤務のメリット
では、実際に在宅勤務をしている私が在宅勤務のメリットについてお伝えします。
よく言われるのが、「在宅勤務は余計な話や上司との面倒なやりとりが無くなる」というメリットです。
また、「通勤が無くなるため起床時間にもゆとりが持てる」という事。
そして、このゆとりが持てた時間を仕事に回すと、「もっと早く仕事を切り上げたり、ゆとりを持った仕事ができるかもしれない」という事です。
おそらく都心の方などは、満員電車通勤からの解放やストレスの軽減によって生活の質の向上や生産性向上というメリットがあるのではないかと思います。
在宅勤務のデメリット
一方、私の考える在宅勤務のデメリットは結構あります。
在宅勤務の日は、朝から一人で黙々と仕事をします。
オフィスでの同僚との何気ない雑談や挨拶といったコミュニケーションが実は気持ちをリフレッシュさせる息抜きになっていたことに気づきました。
又、仕事で少し悩んだ時やアイディアが欲しい時、電話やメールで聞くまでも無い事も多く、そんな時に手の空いた同僚に相談する機会が無いのは残念です。
私は車通勤ですが、通勤時に受動的に入ってくる季節や天候によって変わる風景などの発見や情報がなくなることも、通勤が今まで必要なルーティンだったと気づかされました。
歩いたり動いたりする機会も減るので健康面でのマイナス要因も少なくはないと思います。
他に、一般的に言われているデメリットは、「仕事のONとOFFの切り替えが難しい」「自宅では時間管理が甘くなり長時間労働になりやすい」といった事により生産性が下がってしまう傾向もあります。
まとめ
暫くはこのような環境が続くと思いますし、おそらく多くの企業がテレワークを推進して働き方が変わってくるんだと思います。
ですから私たちはソレに対応していかなくてはいけません。
メリットを活かし、デメリットを少なくしてこそテレワークが世間から評価されるのだと思います。